松岡修造、本当は弱い!?息子からの指摘も明かす
スポーツキャスターの松岡修造が8日、都内で行われた著書「弱さをさらけ出す勇気」出版記念トークイベント・囲み取材に出席し、素顔とパブリックイメージが違うことを打ち明けた。
本書は、松岡がこれまでに取材をしてきたアスリートや、自分自身の経験を紹介しながら、心の弱さとの向き合い方や、乗り越えていくための方法をまとめ、挑戦し続ける人々にエールを送る魂の一冊。
弱さをテーマにした理由を尋ねられると、松岡は「基本的に皆さんは松岡修造のとらえ方を間違えている。松岡修造は本当に弱い」と告白。さらに、「息子から『みんな、お父さんのことを立派でメンタルが強く、前向きにとらえられる人って勘違いしているけど、違うじゃない』と言われた」と明かすと、「じゃあ、本を通して本当の弱さをさらけ出せば正確に伝わるのかなと思った」と執筆に至る経緯を語った。
そんな本書は初版1万部だったが、売れ行きが絶好調のため5万部まで増刷されたそう。関係者はホクホク顔だが、松岡は「5万部というのは『強さ』というより『強がり』なんじゃないの?」と自虐的にコメントすると、「『まいにち修造』というカレンダーが(シリーズ)合計して200(万部)くらいいいったので、その思いがあるのでしょうけど、僕は数よりも読んでくれた方が、弱さや自分をどんどん好きになってくれる本になってほしい」と思いを込めた。
また、現在開催中のテニスのウィンブルドン選手権において、錦織圭選手が3度目のベスト16進出を果たしたことについて「最高のプレーです。優勝を目指してもいいと思う」と喜ぶと、「彼は『芝は向いていません』『自信がありません』と言い続けていたけど、今回はフットワークがよく、錦織圭選手は芝を制したと思います」と断言。「早く俺のベスト8を抜け。錦織はベスト4とかにも甘んじないで、優勝をもぎ取ってほしいと心の底から思っています」とエールを送った。(取材・文:錦怜那)
「弱さをさらけ出す勇気」(税込1,296円)は発売中