土屋太鳳×芳根京子『累』予告編公開!Aimerが主題歌を担当
土屋太鳳と芳根京子がダブル主演を務めた映画『累-かさね-』(9月7日公開)の予告編が公開された。また、女性シンガーのAimer(エメ)が本作の主題歌を担当することもあわせて発表された。
13巻が発売されて累計発行部数は220万部突破している松浦だるまの人気コミックを佐藤祐市監督が実写映画化した本作は、キスした相手と顔が入れ替わる口紅と出会った女性たちの喜怒哀楽を描いた作品。主人公の「醜い」累と「美しき」ニナを、土屋と芳根の二人が演じ分けている。共演は横山裕(関ジャニ∞)、檀れい、浅野忠信ら。
今回の予告編には、Aimerが今作のために書き下ろした楽曲「Black Bird」が使用されている。主人公の心の叫びを儚くも力強く表現した同曲が流れる中で、二人の女の嫉妬と欲望がこれでもかと繰り広げられ、ともにNHKの朝ドラでヒロインを務めた経験のある土屋と芳根が鬼気迫る演技を見せている。
同作は、現地時間7月6日~7月14日にスイスで開催される第18回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に出品され、ワールドプレミア上映されることが決まっている。また、カナダ・モントリオールで行われる「第22回ファンタジア国際映画祭」(現地時間7月12日~8月1日)の観客賞コンペ部門(Selection 2018)にも選出されている。(編集部・海江田宗)
Aimer、土屋太鳳、芳根京子のコメントは下記の通り
<Aimer>
たったひとつの口紅のもとに為す術なくもつれ合い折り重なってゆく2人の女性の運命を、一足先に目撃させていただきました。憎み、怯え、絶望し、ときに泣きじゃくり咆哮し狂気を渦巻かせながら、それぞれの孤独の中で2人がもがき争うさまに、息を飲み見入りました。本当の美しさとは、醜さとは? ついつい問いかけてしまいます。実写映画の主題歌を担当させていただくのは今回が初めてで、ひとつの夢でもありました。偶然にもわたしのデビュー日にあたる9月7日に公開される映画『累-かさね-』の世界を、「Black Bird」が彩れていたら本当に幸せです。
<土屋太鳳>
エンドロールから流れるこの歌を聴いた時、夜明け前の、闇から光に変わろうとする空の色を思い出しました。累たちの世界を美しく引きずるこの歌はエンドロールの闇を更に切なくするけれど、同時に魂の傷を包み、前を向かせてくれる歌だと思います。私にとって『累-かさね-』との出会いが、自分が愛せない自分と向き合い、その向こうへの一歩となったように、Aimerさんの生命力溢れる歌声によって、多くの人が光と出会いますように。
<芳根京子>
衝撃でした。完成した映画を観た際に初めて聴かせていただいたのですが、エンドロールで流れてきたこの曲の『累-かさね-』の世界観を後押ししてくれる力強い歌声に、感情がとても昂ぶり、映画を観終わってもしばらく興奮状態が収まらなかったです! 「愛されるような誰かになりたかっただけ」、劇中の累とニナのどちらの気持ちにも寄り添った歌詞に、撮影をしていた時に感じた「累の気持ち」「ニナの気持ち」両方を思い出させられました。是非、歌詞にも注目して聴いてみてほしいです。誰もが、心の芯を震わせられます。