綾野剛、沢尻エリカと3度目の共演に「すごく恥ずかしい」

　7月19日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「ハゲタカ」（毎週木曜21時～）の制作発表記者会見が9日に同局で行われ、綾野剛と沢尻エリカが映画『ヘルタースケルター』（2012）、『新宿スワン』（2014）に続く3度目の共演を振り返った。会見には、渡部篤郎、光石研、杉本哲太、小林薫、真山仁（原作者）も登壇した。

【写真】綾野剛、渡部篤郎、沢尻エリカら「ハゲタカ」制作発表会見

　本作は累計240万部を突破する真山仁の小説を連続ドラマ化。2017年10月期に放送された、ドラマ「コウノドリ」（TBS系）第2シーズンの心優しい産婦人科医役が記憶に新しい綾野が、うってかわって非情な買収のスペシャリスト・鷲津政彦にふんする。

　鷲津役の綾野とヒロイン・松平貴子役の沢尻は3度目の共演となる本作で、企業買収者とホテルウーマンという役柄で対峙する。沢尻が「今回が一番緊張します。恥ずかしいですよね。改めてちゃんと（相手の）目を見て会話している、みたいな」と述懐する一方、綾野も「今までやってきたのはまともな役ではなかったので、ちゃんとした内容の会話をしていること自体が恥ずかしくて。『冷静になろう』と冷静になったり、すごく恥ずかしかったです」と照れ臭そうだった。

　ドラマの中で2人は不思議な縁で結ばれ、物語全編を通じて松平は鷲津にとって最強の敵と成長していく展開となる。撮影初日は沢尻いわく綾野の「スーツ姿がめちゃめちゃかっこよかった」そうだが、「草原でロケをしていて、綾野くんが『四つ葉のクローバー見つけたよ！』と満面の笑みで言っていたのが意外すぎて、印象に残りました」と微笑ましいエピソードも紹介。

　これに、綾野は「覚えていますね」と照れ笑いを浮かべつつ、「必死になって探していました。もし見つかったらいい事が起こるんじゃないか、と願いを込めていて……」と説明していた。（取材・文：中村好伸）

木曜ドラマ「ハゲタカ」は7月19日より毎週木曜21時～、テレビ朝日系24局ネットで放送