ジョニー・デップ、スタッフへの暴行容疑で訴えられる
俳優のジョニー・デップが、公開を控えている主演作『シティ・オブ・ライズ(原題) / City of Lies』(9月7日全米公開)のスタッフであるグレッグ・“ロッキー”・ブルックスの肋骨を昨年4月に2度殴った上に「顔を殴り返すことができれば10万ドル(約1,100万円)やる」と脅したとして訴えられている(1ドル110円計算)。グレッグはジョニーが起こした行動により「肉体的にも精神的にも苦しんだ」と明かした。
告訴状にはジョニーに関して「悪意を持って意図的に、原告に恥をかかせようとした」と書かれている。加えて「酔っぱらって気性の荒いジョニーの態度は、危険で好ましくない撮影環境を作り上げていた」そうで、結果的にグレッグがジョニーから暴行を受けることになったのだという。
グレッグは、ジョニーとの騒動に関して訴えを起こさないという誓約書へのサインを求められたそう。しかしこれを拒否したところ、クビになってしまったようだ。グレッグの弁護士は「グレッグはデップ氏が現場での自分の行為に責任を持ち、これ以上自分と同じ経験をする人が出てこないことを求めています」と書面で述べている。
今年に入りジョニーが口論を起こしたという疑惑が持ち上がった際には、『シティ・オブ・ライズ(原題)』の監督を務めるブラッド・ファーマンがジョニーを擁護していた。監督は声明文において「ジョニー・デップは申し分ないプロであり、素晴らしい協力者です」「彼はスタッフや周りの人に対し、常に最大の敬意をはらっています」「映画の撮影はストレスフルなもので、舞台裏の出来事が誇張して伝えられることが多々あります。みんなそのような話は好きですが、ここには1つもありません」と述べていた。
『シティ・オブ・ライズ(原題)』は、ジョニーと『ブラックパンサー』などのフォレスト・ウィテカーが共演し、ラッパーのトゥパック・シャクールさんやザ・ノトーリアスB.I.G.さんの殺害事件の捜査の模様を描く。(BANG Media International)