今夜の金ロー『ジュラシック・ワールド』第4作目放送
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた大ヒットシリーズの第4弾『ジュラシック・ワールド』(2015)が13日、金曜ロードSHOW!にて放送される。シリーズ1作目の『ジュラシック・パーク』(1993)へのオマージュが詰まった本作の魅力を紹介する。
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開されたことを記念して放送される今回の『ジュラシック・ワールド』。『炎の王国』で共同脚本と製作総指揮を担当したコリン・トレヴォロウがメガホンを取り、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)などのクリス・プラットが主演を務めたほか、ブライス・ダラス・ハワード、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソンらが共演を果たした。
本作は、イスラ・ヌブラル島で起こったジュラシック・パークの惨劇から22年の時を経て実現した恐竜のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”が舞台となる。これまでは開園まで至らなかったパークのゲートが、ジョン・ウィリアムズによる胸が高まるテーマ曲に乗って、ついにオープン。パーク内の造形は細部まで作り込まれており、恐竜の水上ショーや透明な球体の乗り物ジャイロスフィアなどのアトラクションは、実際に体験してみたいと思わせてくれる出来栄えに仕上がっている。
その後は、遺伝子操作によって生み出された新種のハイブリッド恐竜インドミナス・レックスが脱走し、人間や恐竜に襲いかかっていく怒涛の展開に。恐竜たちが引き起こすパニックシーンは、シリーズを通して進化を続けてきたCG技術により格段にスケールアップしており、映画全編がアトラクションムービーのような楽しさに満ちている。
本作ではシリーズ1作目の『ジュラシック・パーク』へのオマージュの数々がちりばめられていることでも話題となった。たとえば、ティラノサウルスの首に傷痕があることから1作目と同一個体ではないかとほのめかされていたり、遺伝子研究に従事するヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)が再登場したり、はたまたハワードふんするパークの責任者クレアがサトラー博士(ローラ・ダーン)と同じくトップスを腹部で結ぶファッションを披露したりと、細部に至るまで楽しむことができる。
公開当時、本作は『アバター』(2009)、『タイタニック』(1997)に次いで、世界興行収入第3位の大ヒットを記録(現在は5位)。J・A・バヨナが監督を務めた最新作は、ジュラシック・ワールドがあるイスラ・ヌブラル島を舞台に、火山噴火が迫る島から恐竜を救い出すための冒険が活写される。プラットやハワードが引き続き共演するほか、シリーズのマルコム博士役で知られるジェフ・ゴールドブラムが2作目の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)以来、21年ぶりにカムバックを果たす。(編集部・大内啓輔)
映画『ジュラシック・ワールド』は7月13日夜9時より「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)にて放送