米ブロックバスタービデオ、実店舗が国内で残り1店に
アメリカのレンタルビデオチェーン「ブロックバスター」のアラスカ州に残っていた2店舗の閉店が決定し、国内における実店舗が残り1店になる見込みだと、USA TODAY ほか各メディアが報じた。
現地時間12日に Blockbuster Alaska は、同州で営業していた2店舗を16日に閉鎖すると、Facebookを通じて統括マネージャー名義で発表。翌日に再オープンし、7月と8月を通じて在庫販売を行う。
これによりアメリカ国内におけるブロックバスターの店舗は、オレゴン州ベンドにある1店舗のみになるという。同地域のゼネラルマネージャーは、USA TODAY の取材に対し、海外にはまだ店舗があるものの、アメリカ国内における実店舗は同店のみだと証言。現在の顧客の4分の1ほどは観光客で、記念に写真を撮っていく人も多いそうだ。
2011年における The New York Times の報道によると、ブロックバスターは、2004年のピーク時には世界で9,000以上の店舗を展開していた。しかしDeadlineよると、動画ストリーミングサービスの台頭などもあり2010年に破綻し、多くの実店舗が閉鎖された。その後もアメリカ国内ではアラスカを中心に数店舗が営業していたが、今年初めにさらに数店が営業を終え、3店舗を残すのみになっていた。(編集部・入倉功一)