1978年版『スーパーマン』コスチュームデザイナー死去 78歳
1978年全米公開の映画『スーパーマン』で、スーパーマンのコスチュームを手掛けたデザイナーのイヴォンヌ・ブレイクさんが、現地時間17日に亡くなった。78歳だった。The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じている。
【画像】2013年公開『マン・オブ・スティール 』のコスチューム
1940年にイギリス・マンチェスターで生まれたブレイクさんは、アシスタントコスチュームデザイナーとしてキャリアをスタート。1973年公開のサスペンス『夜をみつめて』では、コスチュームコーディネーターを務めた。また、1971年公開の『ニコライとアレクサンドラ』では、アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞している。
ブレイクさんのキャリアで最も印象的なのが、リチャード・ドナー監督の映画『スーパーマン』に登場するスーパーマンのコスチュームを手掛けたことである。原作コミックをもとに、青と赤を基調としたスーツと胸の“S”のマークを見事に再現し、主演のクリストファー・リーヴがそれを身にまとい演じている。
ブレイクさんは、現地時間17日にスペイン・マドリードで亡くなったと、彼女の関係者が同サイトに明かしたという。彼女は、2016年よりスペインの映画学校の理事長に就任していたが、今年1月ごろより脳卒中に苦しんでいたと報じられている。(編集部・倉本拓弥)