佐野勇斗、高校生のパワーに圧倒された!『青夏』サプライズイベント
俳優の佐野勇斗が24日、映画『青夏 きみに恋した30日』公開前イベントとして西巣鴨の淑徳巣鴨中学高等学校の終業式にサプライズ登場し、学生たちからの大きな歓声に圧倒されていた。この日は、佐野と同じく主演を務めた葵わかなも登壇した。
佐野と葵は、「夏休みをいかに有意義に過ごせるか」というテーマを伝授すべく特別講師として同校に来場。高校生たちの間からは悲鳴にも似た歓声があがった。それには佐野も、「すごいですね、高校生のパワーは……」と驚いた様子だった。
夏休みの映画ということで、夏休みの思い出を尋ねられた2人。まずは葵が「高1の時に佐野くんと共演して、今回が2度目の共演となります。あの時は中学生の合唱部の映画(『くちびるに歌を』)で、部活をしているという夏休みを体験したことがありました」と振り返ると、佐野も「僕は高1の時にニュージーランドにホームステイしていて。それが一番楽しかったですね」と明かした。
さらに佐野は思い出に残ったシーンとして、三角関係のライバルに呼ばれた理緒(葵)に、吟蔵(佐野)が「行かないで」と引き留めるシーンを挙げた。「そこはすごく恥ずかしかったですね」と笑う佐野に対して、司会者が「そのシーン観たいですよね」とむちゃぶり。そして会場からも「観たい!」と熱望する声が多数寄せられ、急きょそのシーンを再現することになった。
佐野と葵はシーンを再現し、最後に佐野が「お前、俺のこと好きなんじゃねぇのかよ」というセリフで締めくくると、会場からは絶叫にも似た黄色い声が響き渡り、大喝采。演じ終えた佐野は「恥ずかしいですよ。持つ手が手汗ですべるかと思いました」と心底照れくさそうにしていたが、会場の高校生たちは大満足だった。
そんな楽しい時間もいよいよ終盤。会場の高校生に向かって、葵が「わたし、学生時代は家にいたんで、あまり思い出に残る夏休みを過ごせていなかった。だからいい夏休みの思い出って何ですかと聞かれても思い浮かばない。だからみなさんは外に出て、夏を感じてほしいなと思います」と呼びかけると、佐野も「正直言うと、高1、高2の夏休みはめちゃくちゃ遊んでいました。でも高3の夏休みはめちゃくちゃ勉強していました。ですから宿題はやりながらも、しっかり遊んでください」とメッセージを送った。
本作は、夏休みの間、田舎で過ごすことになった都会育ちの女子高校生・理緒と地元の高校生・吟蔵のひと夏の恋を描いた南波あつこの人気コミックを、葵と佐野主演で実写映画化した。(取材・文:壬生智裕)
『青夏 きみに恋した30日』は8月1日より全国公開