ケネディ元大統領と親友の友情 ブロードウェイ版「アナ雪」演出家が監督
現在ブロードウェイで上演中のミュージカル版「アナと雪の女王」を演出したマイケル・グランデージが、ジョン・F・ケネディ元米大統領と30年来の親友カーク・レモイン・ビリングスさんの友情を描く映画『ジャック・アンド・レム(原題) / Jack and Lem』で監督を務めるとDeadlineなどが報じた。
本作はデヴィッド・ピッツによる著書を、映画『シングルマン』などのデヴィッド・スケアスが脚本に起こして映画化する企画。グランデージ監督はプロデューサーも務める。
ケネディ元大統領とビリングスさんは高校時代に出会い、二人の友情はケネディ元大統領が銃弾に倒れるまで続いた。ケネディ元大統領のビリングスさんへの信頼は厚く、常に指南役として近くにおり、ホワイトハウスに彼の自室が設けられていたほどだった。ビリングスさんはゲイで、ケネディ元大統領にもゲイの噂があったのはビリングスさんの存在によると言われている。
「ジャックとレムの話を読んですぐ、これはわたしが語るべきストーリーだと感じた」とグランデージ監督はコメント。トニー賞受賞歴を持ち、演劇界で華々しいキャリアを持つグランデージ監督は、2015年の『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』で長編映画監督デビューを果たしている。本作は、2本目の映画監督作になる予定。(鯨岡孝子)