スター・トレック好きの自閉症の女の子『500ページの夢の束』本編映像が公開
映画『I am Sam アイ・アム・サム』などの女優ダコタ・ファニングが「スター・トレック」好きの自閉症の女の子を熱演した主演作『500ページの夢の束』(9月7日公開)より、ダコタ演じるウェンディのスター・トレックに関する知識の深さが発揮される本編映像が公開された。
スター・トレックの知識ハンパない!『500ページの夢の束』本編映像
『500ページの夢の束』は、家族と離れて施設で暮らし、大好きな「スター・トレック」のオリジナル脚本を書いて過ごしているウェンディが主人公のヒューマンドラマ。ある時、「スター・トレック」の脚本コンテストが開かれることを知ったウェンディは、大切な“ある願い”が込められた渾身の脚本を持って、数百キロ離れたハリウッドを目指す旅に出る。
今回公開されたのは、ウェンディのバイト先での一幕。ウェンディに対して、同じショッピングモールで働くスター・トレックファンが分厚い「スター・トレック」のトリビアガイドを手にクイズを仕掛ける場面で、軽々と答えてしまうウェンディ。「オリジナル・シリーズの『宇宙軍法会議』でスポックが受賞したのは?」との問いに、脚本の手直しで忙しいウェンディは相手の顔を見ることもなく「バルカン星科学名誉勲章」とサラッと返答し、さらなる難問「ドクター・マッコイの娘の名は?」を突きつけられても即答する。相手が「あり得ない!」と驚愕するほどのウェンディのスター・トレック愛や知識の豊かさは、このシーンだけでなく全編を通して感じることができ、ウェンディの秘めた思いにも直結する重要な要素となっている。
メガホンを取ったのは、『セッションズ』のベン・リューイン監督。ウェンディを支えるソーシャルワーカー、スコッティを『リトル・ミス・サンシャイン』などの名優トニ・コレット、唯一の肉親ながらわけあって離れて暮らすウェンディの姉オードリーを『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イヴが演じ、『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』のダニエル・ダビッキと『マネーモンスター』のララ・アラメディンが製作を務めた。(編集部・小松芙未)