サンダンス映画祭の注目作、美人ヒロインがアツく語る!
今年のサンダンス映画祭で話題となった映画『ブラインドスポッティング(原題)/ Blindspotting』について、女優のジャニナ・ガヴァンカーが、7月17日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。
【写真】ドラマ「スリーピー・ホロウ」で美人エージェントを演じたジャニナ
本作は、1年間の保護観察処分を受けていた主人公が、その処分を終えるまであと3日というところで、白人警官が黒人男性を射殺する現場を目撃し、思わぬ出来事に巻き込まれていくというストーリー。主人公コリンを演じたダヴィード・ディグスと、長年の悪友マイルズを演じたラファエル・カサルが脚本を共同執筆し、カルロス・ロペス・エストラーダが監督を務めた。ジャニナは、コリンの元カノのヴァルを演じている。
最初に脚本を読んだとき、とても新鮮に感じたというジャニナは、「ダヴィードとラファエルは、複雑で興味深い女性を(脚本で)書いたのに、十分な評価がされていないの。誰もがそんな女性を描くべきで、これが当たり前になれば良いわ」と語る。「ヴァルは一人で生きていこうとしていて、自分のことは自分で決めるキャラクターなの。男性中心のストーリーの中で、単なるサイドキック(相棒的な存在)として扱われていないところがよかったわ。実際、現実の社会では、このヴァルがするようなことを、普段からわたしたち女性も当然やっているから、あくまで普通の女性をヴァルというキャラクターで描いているだけなのよ」。実際、ヴァルは、ダヴィードとラファエルが実生活で出会った多くの女性のさまざまな要素が含まれているそうだ。
ダヴィードとラファエルとの共演については、「彼らは情熱的で、とても博学なアーティストだわ。二人は高校時代から友人で、大学を卒業してから共に仕事を始めたらしいの。彼らは、自分たちの周りのコミュニティーを歓迎して受け入れ、アーティストとしても深い領域にいるわ」と語り、個人的には彼ら二人がマット・デイモンとベン・アフレックのようになると思っていると付け加えた。
また、今作は鑑賞後にいろいろな人と話し合ってほしい作品だとジャニナは語る。「今作では、さまざまな題材が描かれていて、人々はそれぞれ異なった反応をすると思うの。当然、女性と男性では異なった反応をすると思うわ。だから、鑑賞後に話し合って、お互いの意見を比べてほしいの。公共の場でその話をしなくても良いし、この映画を鑑賞した人で、自分が個人的によく知らない人との会話でも良いと思う。今作を通して、何が自分に響いたかを語り合うべき作品だわ」と強く訴えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)