今夜の金ロー『オデッセイ』!火星が舞台の極限サバイバル劇
マット・デイモンが主演を務めた映画『オデッセイ』(2016)が3日、金曜ロードSHOW!(日本テレビ系)で放送される。本作は、火星で繰り広げられる圧巻のサバイバル劇が見どころとなっている。
『エイリアン』『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコット監督が、アンディ・ウィアーのベストセラー小説を映画化したSFアドベンチャー。探査ミッション中に荒れ狂う嵐に巻き込まれ、火星に置き去りにされた宇宙飛行士のマーク・ワトニーが生還しようと奮闘する姿を描く。2016年に日本で公開された洋画の興行収入ランキングでは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ズートピア』『ファインディング・ドリー』『ペット』に次いで、5位に輝いた。
そんな本作では、マットふんするワトニーのタフネスぶりを存分に堪能することができる。植物学者としての知識と経験を武器に、水も酸素もない火星生活の中でポジティブさとユーモアを失わずサバイバルを試みるワトニー。火星に残されていた資源をもとに創意工夫を重ね、水、空気、電気といったライフラインを確保した彼は、見つけたジャガイモを火星の土と排泄物を用いて栽培。大量収穫することに成功する。苦労を重ねたあとだけに、初めて芽が出た瞬間や収穫を迎えたときの感動はひとしおだ。
本作の製作にはNASAが参加しており、劇中でも実際のNASAの機材が登場。そのテクノロジーの数々のリアルさを楽しむことができる。全米公開直前に行われたプレスイベントでは、NASAのジェームズ・L・グリーン博士が科学的根拠を追及した製作陣に称賛の言葉を送っている。
また、ワトニーを火星から生還させようと尽力する仲間役を務めた出演陣も豪華。『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン、『ゴーストバスターズ』(2016)のクリステン・ウィグ、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーらが名を連ねた。(編集部・大内啓輔)