『カメラを止めるな!』和歌山の映画祭で野外上映!
和歌山県和歌山市の漁師町・加太(かだ)で9月21日(前夜祭)から23日まで開催されるKisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2018で、異例の大ヒットで話題の映画『カメラを止めるな!』(公開中)が野外上映されることになった。
『カメラを止めるな!』は、わずか2館での上映開始から全国124館(8月3日時点)まで拡大し、先週末(8月4日~5日)の全国映画動員ランキング(興行通信社発表)で、公開7週目にして圏外から10位にランクインを果たした低予算インディーズ映画。監督・俳優の養成学校ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7弾として制作された異色のゾンビムービーで、37分にも及ぶワンカットのサバイバルシーンなど大胆な試みや斬新なアイデアが観客を魅了し、SNSなどで口コミが広がり続けている。
そんな話題作が、Kisssh-Kissssssh映画祭2018のメイン会場となる加太北の浜公園(通称・くじら公園)にて9月22日、大スクリーンで野外上映される。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督は、2016年に短編映画『テイク8』が自主制作映画コンペティション部門に入選し、アニメ部門グランプリに輝いた『こんぷれっくす×コンプレックス』のプロデュース&編集を担当するなど、Kisssh-Kissssssh映画祭にはゆかりがある。そのほか、23日には『勝手にふるえてろ』(2017、大九明子監督)と『アイスと雨音』(2018、松居大悟監督)が野外上映される。
今年で6回目となるKisssh-Kissssssh映画祭は、加太の町全体が会場となり、町歩きをしながら空き家での映画上映やトーク、音楽ライブを楽しめる映画祭。コンペティションで選ばれたインディペンデント映画(自主制作映画)10作品を中心に、招待作品の上映や野外上映が行われる。(編集部・小松芙未)