橋本環奈“しゃくれ”にこだわり!『銀魂2』爆笑の撮影エピソード
昨年公開された『銀魂』でコメディーとアクションのセンスを爆発させて映画ファンを驚愕させた橋本環奈。彼女が、続編の『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)で挑んだ、前作よりもハードルが高い“笑い”の芝居を中心に、笑いが絶えなかったという撮影現場の裏側を明かした。
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前作では“鼻〇ジ”や白目などで観客を笑わせた橋本だが、いまや福田雄一監督のミューズ的な存在となった。本人は「『銀魂』でそんな神楽を演じ、『斉木楠雄のΨ難』の照橋心美、いま撮影中のドラマ『今日から俺は!!』(今秋放送)の早川京子とギャグのレベルがどんどん過激になって、これを見せて本当に大丈夫なの? って心配になります」と笑う。「でも、どんな役にでもなれる女優さんになりたいという気持ちが強いし、コメディーもお芝居だから、そこは笑ってくれる監督を信じて全力でやりました」と強調した。
その言葉通り、本作でも前作を超えるギャグを次々にさく裂! 原作の名シーンでもあるキャバクラを舞台にしたエピソードでは、主人公の銀時にふんした小栗旬や桂小太郎役の岡田将生と一緒に“しゃくれ”にも挑戦した。「小栗さんは前作でも“しゃくれ”をされていてプロ並(!?)に上手いんですけど、私は初めてだったので、撮影の1週間前からただひたすら顎を出す練習していました」と振り返る橋本。その努力の甲斐もあり、福田監督から1テイクでOKをもらったというが、「でも、みなさんは“しゃくれ”の練習はしない方がいいです。顔の原形からしゃくれてきちゃうので(笑)」と警告することも忘れない。
そんな橋本のコメディエンヌぶりは、志村新八役の菅田将暉も「女優さんの演技でこんなに笑ったことはない」と絶賛していた。橋本自身は「(佐藤)二朗さんやムロ(ツヨシ)さんとのシーンや、実写での再現力がハンパない“床屋”のシーンは面白過ぎて、逆に笑いをこらえるのに必死でした」と言いながらも、「前作は万事屋の3人が一緒のシーンは意外と少なかったけれど、今回は3人が楽しく遊んだ(?)『銀魂2』になっていると思います」と充実の笑顔でアピールした。
その上で、「みなさんの期待値のハードルをどれだけ上げていただいても笑ってもらえる自信があります」ときっぱり言い切る。今年の夏も、キュートな笑顔で破壊力のあるギャグを放つ橋本環奈にまたまた魅了されそうだ。
空知英秋のコミックを基にした本作は、原作の人気エピソードである真選組動乱篇と将軍接待篇を合体させたアクション・エンターテインメント。銀時、新八、神楽の万事屋トリオが家賃を稼ぐために始めたバイト先に“将ちゃん”こと将軍・徳川茂茂(勝地涼)がやって来るギャグパートが、武装警察・真選組の内紛劇と絡み合い、大きなうねりを上げてスケールの大きなクライマックスへと突き進んでいく。(取材・文:イソガイマサト)