藤田富「仮面ライダー」に続く主演作で心霊体験 ベッドの脇に…
「仮面ライダーアマゾンズ」で脚光を浴びたモデル、俳優の藤田富が10日、主演を務める連続ドラマ「拝み屋怪談」完成披露試写会イベントに登壇し、撮影中に心霊現象を目撃したことを告白した。
第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞受賞者の郷内心瞳による怪談実話「拝み屋怪談」シリーズを実写化し、現役の拝み屋が見聞きした怪異体験を描く本作。東京・神楽座で行われた本イベントには原作者の郷内、清水厚監督、大畑創監督も登壇した。
拝み屋・郷内心瞳を演じた藤田は特撮シリーズ「仮面ライダーアマゾンズ」に続く主演作に「率直にまた主演をやらせてもらえるとは思っていなかったのでびっくりしました。同時に自分の代表作になるよう頑張ろうと思いました」と感激のコメント。
原作者の郷内は、藤田が自身を演じることに当初驚いたと言い、「デニス・ホッパーみたいな人が演じると思っていたんです。まさかイケメンがやるとは……」と照れ笑い。「藤田さんが僕を演じると聞いて、何てギャップがあるんだろうって。作家仲間からも『詐欺だ』って（笑）。でも、こんなにカッコいい方に演じていただいて光栄です」とうれしそう。
当初、ホラー作品の現場に戦々恐々としていたという藤田だが、現場ではしっかり芝居に集中できたとのことで「撮ったものはちゃんと怖いものができていて、現場の雰囲気とのギャップが面白かった」と振り返る。
ホラーに対するトラウマについては「（映画『リング』の）貞子を観たときに井戸がトラウマになって……。撮影現場でも実はいろいろあって」とため息をつき、「静岡ロケの最終日に金縛りにあったんです……」と戦慄の体験を回想。「ベッドの脇に立っている女性の霊を見て怖くて、睡眠時間が30分くらいしかなくなって、そのまま撮影に挑んだという」と苦笑い。
「その人に似た人を実は1年半くらい前に見ていた記憶があって、これ俺にとりついてるんじゃないかって。高校生の頃に白い服の人が家に入っていくのを見たこともあったんです。その人かもしれない。高校生の頃からとりつかれていたんじゃないかって」と不思議な体験を分析していた。（取材・文：名鹿祥史）
ドラマ「拝み屋怪談」は8月11日、ひかりTV・dTVチャンネルにて配信開始（毎週土曜24:00配信/全12話）