『銀魂2』柳楽優弥&吉沢亮、共演者から大絶賛に自画自賛
俳優の柳楽優弥と吉沢亮が9日、丸の内ピカデリーにて行なわれた映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の完成披露試写会に登壇し、それぞれが劇中で見せた活躍ぶりを、共演者である小栗旬や菅田将暉から絶賛された。本イベントには橋本環奈、窪田正孝、三浦春馬、長澤まさみ、岡田将生、勝地涼、夏菜、佐藤二朗、ムロツヨシ、福田雄一監督も出席した。
本作は、「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋の大人気コミックを福田監督で実写映画化した『銀魂』の続編。柳楽は真選組、鬼の副長の土方十四郎、吉沢は一番隊隊長の沖田総悟にふんしているが、小栗や菅田、橋本ら万事屋のメンバーたちが口をそろえて「真選組動乱篇」のテイストを色濃く描いた今作の後半部分を「格好よすぎる」と絶賛した。
柳楽は、劇中、ある企みによって人格が変わってしまい、鬼の副長である土方と、オタクのトッシーという両極端な役柄を見事に演じ分けている。ムロからは、「変わる瞬間が格好いいよね」と賞賛されると、柳楽は、自身はクールなキャラよりもオタクの方が性に合っていることを明かし、「トッシーのほうが楽しかった」と笑顔になった。
一方の吉沢は、終始クールで格好いい沖田役を担当している。福田監督から、「中盤、真選組が頑張っているのに、最後は小栗さんが持っていくんですよね」と吉沢がコメントしている記事を読んだことを指摘されると、吉沢は苦笑い。「やっぱり『銀魂』は小栗さんなんですよ」と圧倒的な小栗のスター性に脱帽していた。
そんな吉沢だったが、菅田から、「今回の吉沢亮はすごかったよ」とねぎらいの言葉をかけられる一幕も。照れ笑いを浮かべながらも、物語の前後半でガラリとテイストが変わることをセールスポイントにあげ、自身が演じる沖田の活躍に触れずにいた。しかし、福田監督から、「言っていいんだぞ、自分、どうだった?」と投げかけられると、吉沢はにかみながら、「めっちゃ格好よかったです。すごく頑張って格好つけたので観てほしい」と客席にアピールしていた。
柳楽、吉沢らの奮闘に福田監督は「僕ってカット割りしないじゃないですか」とぶっちゃけると、「やったことがないところに踏み込んだ」という壮大なアクションシーンを他人事にように褒め称えた。それに対して、佐藤やムロが、「本当に監督なのかよ」と鋭い突っ込みを入れて会場を爆笑させていた。(磯部正和)
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』は8月17日より全国公開