『銀魂』チーム、公開初日に大興奮！小栗旬はパート3に意欲も
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』初日舞台あいさつが17日に都内で行われ、出演者と監督がそれぞれにテンション高く作品をアピールし、会場を盛り上げた。この日は、主演の小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、吉沢亮、三浦春馬、勝地涼、戸塚純貴、佐藤二朗、堤真一、福田雄一監督が出席した。
空知英秋の人気コミックを実写映画化した『銀魂』の続編となる本作。「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」をミックスした物語が展開する。メガホンを取った福田監督は、企画当初には予定になかった「真選組動乱篇」をストーリーラインに加えたことによって生じた大変さを振り返り、キャストやスタッフの力で公開まで漕ぎつけられたことに感謝を述べた。そして、昨晩も感極まって涙を流したことを出演者たちに告白。
普通なら監督の言葉を受けて感動に包まれるところだが、そこはやはり『銀魂』チーム。佐藤が「（話したエピソードに）面白いところが一個もなかったな」と突っ込みを入れると、小栗も「すごくいい話だし、感動しそうなんだけれど、やっぱり尺を使いすぎだよね」と同意して、毎回のイベントで福田監督が「喋りすぎる」ことを指摘して客席を盛り上げた。
また、本作のイベント初参加となった堤に、司会者が作品の感想を聞くと「えっと、ぴゅーっとね、早くなったりね……」としどろもどろ。すると福田監督から「あれ？ 作品観ていないのかな」と突っ込まれ、堤は「アクションシーンの動きがすごく早いんですよ」と早送りで作品を観たことを白状。ただ、芝居の場面はちゃんと観たとのことで「（中村）勘九郎くんや柳楽くんが良かったよね」と懸命にフォローしていた。
さらに、真選組所属の沖田総悟として強い存在感を示した吉沢は、司会者から決めゼリフを求められると「おい、いいメス豚がいるじゃないか」と発言。ドSキャラの沖田が発した言葉に、会場から大歓声が上がった。すかさず菅田が「真選組ってアホなのかな」と絶妙な突っ込みを入れて会場をさらに沸かした。
『銀魂』の持ち味であるワチャワチャ感満載のあいさつを見守っていた小栗は「こんな感じの映画なんです」と簡潔にまとめて、客席に向かって「みなさんが愛を育んでいってくれたら、パート3ができるかもしれません」と呼びかける一幕も。そして「本当に楽しくやらせてもらいました」と充実した表情を浮かべて、シリーズが大きく飛躍することに願いをかけた。（磯部正和）