ステイサムVSサメ映画が初登場1位!実写サメ映画史上最高の成績!
全米ボックスオフィス考
先週末(8月10日~8月12日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ジェイソン・ステイサム主演の超巨大サメ映画『MEG ザ・モンスター』が興行収入4,540万2,195ドル(約50億円)という予想外の大ヒットで首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
このオープニング興収は業界が予想した数字の約2倍であり、まさにまさかの大ヒット。実写サメ映画では史上最高の成績だ(アニメーション映画『シャーク・テイル』にはわずかに及ばなかった)。また、ステイサム主演作としても過去最高のオープニング興収で、米ワーナー・ブラザース配給作品としてもスティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』や豪華女優陣が集結した『オーシャンズ8』などを上回り、今年最高の出足となった。
中国のグラビティ・ピクチャーズの資本もかなり入っているだけに、中国でも興収5,070万ドル(約56億円)を上げるなど好調だ。絶滅したと思われていた超巨大ザメに、ステイサムふんする深海レスキューダイバーが真っ向勝負を挑む。『ナショナル・トレジャー』のジョン・タートルトーブ監督がメガホンを取り、リー・ビンビン、ルビー・ローズ、マシ・オカなどが出演している。
公開3週目の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2位、2週目の『プーと大人になった僕』は3位。それぞれ前回からワンランクダウンとなった。
『MEG ザ・モンスター』以外の初登場組も好調で、都市伝説を基にしたホラー『スレンダー・マン(原題)/ Slender Man』は興収1,137万1,866ドル(約13億円)で4位、白人至上主義団体に潜入する黒人警官を描いたスパイク・リー監督の『ブラッククランズマン(原題) / Blackkklansman』は興収1,084万5,330ドル(約12億円)で5位だった。
今週末は、マーク・ウォールバーグ主演のR指定アクション『マイル 22(原題) / Mile 22』などが公開される。(編集部・市川遥)
8月10日~8月12日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『MEG ザ・モンスター』
2(1)『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
3(2)『プーと大人になった僕』
4(初)『スレンダー・マン(原題)/ Slender Man』
5(初)『ブラッククランズマン(原題) / Blackkklansman』
6(3)『ザ・スパイ・フー・ダンプト・ミー(原題) / The Spy Who Dumped Me』
7(4)『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
8(5)『イコライザー2』
9(6)『モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!』
10(7)『アントマン&ワスプ』