故ダイアナ元妃とチャールズ皇太子を描くドラマ、白紙に
数々の賞を獲得したライアン・マーフィーのテレビドラマ「フュード/確執 ベティ vs ジョーン」の第2シーズンが白紙に戻ったと The Hollywood Reporter などが報じた。
キャストや題材が変わるアンソロジーシリーズ「フュード/確執」は、第2シーズンで故ダイアナ元妃とチャールズ皇太子を取り上げることが発表されていたが、内容がしっくりこないとの理由から白紙に戻されたという。
「現段階では休止状態です」とFX局のCEOジョン・ランドグラフはコメント。「キャストも決まっていましたが、素材がしっくりこなかったので進めないことにしました」と語っている。うわさでは、「ダウントン・アビー」のヘンリー・タルボット役で知られるマシュー・グードがチャールズ皇太子を、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクがダイアナ元妃を演じると言われていた。
ライアンは今年4月に、物語はチャールズ皇太子とダイアナ元妃が離婚することを決めたところからスタートすると説明。「二人のストーリーは離婚申請をしたところから始まる。おとぎ話が崩れ去る痛みを描く。特にダイアナにとってね。離婚申請からスタートし、彼女の死までを追う」と語っていた。番組自体はキャンセルされておらず、ライアンの意向を待っているようだ。
ライアンはNetflixと5年契約を結んでおり、Netflixの看板番組の一つである「ザ・クラウン」の新シーズンにダイアナ元妃とチャールズ皇太子が登場する予定。ランドグラフは、これが題材を白紙に戻した理由ではないとしている。(澤田理沙)