木村拓哉のアドリブ力に二宮和也「ずるい」
嵐の二宮和也が6日、都内で行われた映画『検察側の罪人』公開直前 夏の納涼試写会に木村拓哉と出席し、先輩である木村との初共演の喜びを語った。この日は、酒向芳、芦名星も来場した。
雫井脩介のミステリー小説に基づく『検察側の罪人』で、木村は人望の厚いエリート検事・最上に、二宮は彼に心酔する新米検事・沖野にふんしている。ジャニーズ事務所の先輩と後輩である2人の初共演は大きな話題となったが、オファーを受けた当初を振り返り、二宮は「木村くんと一緒にやれる衝撃が強すぎて……」と吐露。
続けて「皆さんも驚きましたよね?」と観客に同意を求めると「僕も皆さんと同じくらい驚いたんですよ。『えー!?』って。(そのあと)『僕が知っている木村拓哉ですか?』と確認して、これは凄いことだと思った」と述懐。加えて、「原田さんが撮ってくれるという衝撃がすごい来ました」とも話した。
撮影中の心境を尋ねられると、「楽しさしかない。プロ野球選手と一緒に野球をしている感じ。どんな球を投げようと、どこに打とうと、ちゃんと拾ってくれるし取ってくれる」と説明し、そのおかげで「自分もうまくなった気になる」と喜んだ。
しかし、一方で木村に物申す場面も。約1年前の真夏に行われた殺人事件の現場検証のシーンでは、ブルーシートで覆われていることもあり、暑さが尋常ではなかったようで、木村は「あまりにも暑くて無理だなと思って、(劇中、僕は)速攻でジャケット脱ぎます」と紹介。「現場慣れしたベテラン検察官ならアリなんじゃないかなと思った」そうで、原田監督からもOKの「カット」をもらったという。ところが、「ニノが『ずりー(ずるい)』って」と暴露。
二宮は「(新米検察官という役柄上)俺、脱げないんですよ」と渋い顔。さらに、「そういうの、すぐやるんですよ」と木村の見事なアドリブ力に悔しがっていた。(取材・錦怜那)
映画『検察側の罪人』は8月24日より全国公開