佐藤二朗『ルイスと不思議の時計』で洋画実写の吹替に初挑戦!
俳優の佐藤二朗が、アメリカの人気児童小説を映画化した新作ファンタジー『ルイスと不思議の時計』の日本語吹替版キャストを務めることが明らかになった。併せて、佐藤の吹替による特報映像も公開された。
本作は、両親を亡くした少年ルイスが、一緒に暮らす叔父のジョナサン、隣家に暮らす美しい魔女ツィマーマンと共に、世界を破滅へと導く“時計”をめぐる謎に挑むファンタジー。佐藤は、ジャック・ブラックが演じる2流魔法使い、ジョナサンの声を担当する。
アニメ『インサイド・ヘッド』(2015)、『メアリと魔女の花』(2017)で声の仕事を経験した佐藤だが、洋画実写の吹替を務めるのは初。子供のころを振り返りながら、「洋画を観るとなるとテレビで夜やっていた『ゴールデン洋画劇場』や『日曜洋画劇場』の吹替でした。それで夢中になった声優さんもいたので、今回は嬉しいな、光栄だなと思いました」と喜びを明かす。
ジョナサンは少し頼りない“ポンコツ”魔法使いという役どころ。「僕は日本でポンコツの10人くらいに入ると思います。長くなるので全部は言いませんが、まずは寒さに弱くて暑さに弱い、非常に面倒な体質なんです。弱いものが沢山あって、静電気にも弱いです。あと嫁、お化け屋敷にも弱いし、方向音痴です。あとは高いもの、ジェットコースターは絶対ダメです」という佐藤にとって、非常に共感できるキャクターだったようだ。
本作の主人公・ルイスの声を担当するのは「名探偵コナン」の江戸川コナン役で知られる高山みなみ。そのほか、松本梨香、矢島晶子、本名陽子と豪華声優が勢ぞろいしている。ケイト・ブランシェットが演じる魔女ツィマーマンの吹替声優は発表されていない。
スティーヴン・スピルバーグの制作会社アンブリン・エンターテインメントが手掛け、鬼才イーライ・ロス監督がメガホンを取った。日本公開は10月12日を予定している。(編集部・入倉功一)