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上川隆也、初共演の内田有紀に「ひまわりのような方」

上川隆也
上川隆也

 俳優の上川隆也が31日、9月23日よりスタートするWOWOWの主演ドラマ「連続ドラマW 真犯人」完成披露試写会&舞台あいさつに出席。ドラマ初共演だったという内田有紀の印象などを紹介し、普段の内田を「ひまわりのような方」と表現して内田を照れさせた。

【写真】完成披露の様子

 江戸川乱歩賞受賞作家・翔田寛の同名小説に基づき、未解決の幼児誘拐殺人事件を描く本作で、上川は昭和から平成の時代をまたいで真犯人を追求する刑事・重藤にふんする。壇上には平成に起きた殺人事件を捜査する刑事・日下役の小泉孝太郎、誘拐殺人事件の被害者遺族・理恵役の内田も出席した。

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 上川は本作について「全部のお話が脚本となった形で一気に届いたんですが、5巻あった脚本を一気に読みました。それくらい引き込まれました」とコメント。ドラマでは重藤の20代から60代までを演じ分けているが、「課せられるものがあってやりがいがあった。重藤にのしかかっているものの重さを、なるべく変化として出していければと演じていました。演者としては考えることが楽しい作業でした」と充実の表情。

内田有紀
「連続ドラマW 真犯人」でドラマ初共演した内田有紀&上川隆也

 内田はWOWOW連続ドラマW枠初出演だったが、「もともとこの枠のドラマを見るのが大好き。骨太な作品、映像の素晴らしさにいつも惹かれていたので自分が出演できることが嬉しかった」と言い、「台本を頂いた時は上川さんと一緒。一気に読みました」と物語の魅力をアピール。「一人で考えるとちょっとドキドキしちゃうから早く演じたいという衝動にかられたのと、わたしが男性だったらよかったなって思いました」と続け、「刑事さんたちのお話がすごくアツいので、(被害者側でなく)わたしは捜査側として重藤さんの下にいたかったな」とも。

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 また、内田は現場では上川となかなか話せなかったという。「自分の弟が事件に巻き込まれる、人にはわからない苦悩を抱えて生きている女性で、自分は幸せになってはいけないっていう葛藤を抱えている。正直、演じていて辛かったです。(上川や小泉と)お話したいとも思ったんですけど、今は役の人生を生きないといけない、じゃないとウソになるって」と、現場ではあえて距離を置いたことを明かした。

 これに対して上川は「役に入ったときの内田さんの姿に驚きました」とコメント。「普段は穏やかでひまわりのような方。それが一瞬で陰に生きる女性になってしまう。その瞬発力のすごさに密かに感心しておりました」と内田の健闘を称えていた。(取材・文:名鹿祥史)

「連続ドラマW 真犯人」はWOWOWプライムにて9月23日夜10時より放送(全5話・第1話無料放送)

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