キムタク&ニノ『検察側の罪人』V2にがっちり握手!
木村拓哉と二宮和也が3日、都内で行われた映画『検察側の罪人』大ヒット御礼舞台あいさつに出席。2週連続でランキング首位に輝いたことを聞くと、壇上でがっちりと握手を交わし、ヒットの喜びを分かち合った。
8月24日の公開から累計で動員114万人、興行収入14億円(興行通信社)を超える絶好のスタートを切った本作。木村は「劇場に作品を受け取りに来てくださっている皆さんのおかげです」と感謝の意を述べると、二宮も友達から大いに反響があったことを明かす。
この日の客席にはリピーターも数多く足を運んでいたが、二宮が「結構難しい内容の作品だと思う」と率直な感想を述べると、だからこそ「何かを考える一歩になる」と作り手が込めた思いが作品に宿っていることを強調。木村も、作品に漂う独特の世界観に触れ「好き、嫌いのリアクションがわかれるかもしれない」と言及。しかし、木村、二宮共に、こうした多様性の意見が出ることこそ、本作の魅力であると語っていた。
この日のイベントは、全国180スクリーンで生中継。二宮が「みんなで一生懸命作った作品。この映画が撒いた種が、観た人の中で花を咲かせて、自分なりの正義を感じていただければ」と呼びかけると、木村も「劇場に来てくださった方のおかげで、作品が広がっていっています」と再度感謝を述べていた。
本作は、雫井脩介の同名ミステリー小説を、映画『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督が映画化。ある殺人事件を巡り、東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村)と、最上に心酔しつつも考え方の違いから違和感を抱くようになる若手検事・沖野(二宮)との対立を描く。(磯部正和)