「ER」出演女優が警官により射殺 空気銃向ける
海外ドラマ「ER 緊急救命室」などに出演した女優のヴァネッサ・マルケスさんが現地時間30日、ロサンゼルス郊外パサデナの自宅アパートで警官に撃たれて死亡したと、CBS Los Angeles ほか各メディアが報じた。49歳だった。
報道各社向けにロサンゼルス郡保安局が発表したところによると、警官たちは家主の通報を受けて、現地時間の午前11時ごろにマルケスさんのアパートに到着。マルケスさんは発作を起こしており、治療を受けるように警官のほか救命士らが説得を行った。
その時点でマルケスさんは精神的に不安定な状態にあったといい、午後2時ごろ、説得の最中に拳銃のような物を取り出し彼らに向けたため、警官が発砲。病院で死亡が確認されたという。後に彼女が取り出したのは、BB弾を発射する空気銃だと判明した。
マルケスさんは1994年から1997年にかけ、「ER」に看護師のウェンディ・ゴールドマン役で出演。「メルローズ・プレイス」「となりのサインフェルド」などにゲスト出演した。映画では『処刑コップ』(1990)、『マニアックコップ3/復讐の炎』(1993)などに出演。アメリカのケーブルテレビ局A&Eネットワークスで放送された、依存症に悩む人々をリハビリ施設に送るさまを追うリアリティーショー「インターベンション」に出演した際に、精神的な問題を抱え、買い物依存症にあることが明かされていた。(西村重人)