エミー・ロッサムが「シェイムレス」降板
米テレビドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」でスタート以来、ギャラガー家の長女フィオナを演じてきたエミー・ロッサムが、第9シーズンを最後に降板することをFacebookで発表した。
エミーは、層の厚いキャラクターであるフィオナを演じた8年間は人生最高の時だったと語り、プライベートでもキャストと家族のように一緒に過ごしてきたことをつづっている。「ギャラガー家にはまだまだ語るべきストーリーがあります。これからも家族を応援します。わたしがいなくなるのだと思わないで。近所に引っ越したと思ってください」と、うわさされていた番組降板を認めた。
同ドラマでフィオナの父親フランクを演じているウィリアム・H・メイシーは、Entertainment Weekly のインタビューで、皆エミーの降板を予期していたとコメント。「シーズン9まで行くと、そのまま続けることを考えただけでひるんでしまうんだ。この番組のあとの自分の人生はどうなるんだろう? と考えずにはいられない。それはとても怖いことであり、わくわくすることでもある。彼女は若いから、正しい選択をしたと思うよ。エグゼクティブプロデューサーをしているもう一つの番組があるから、その仕事もあるし、手を広げたいとも考えているようだ。それに結婚したばかりだしね。成功を祈っているよ。彼女が次に何をするのかを見るのが楽しみだ」と本当の父親のように温かく語っている。
Showtimeのプログラミング責任者ゲイリー・レヴァインは、エミーの降板を残念に思うとコメント。「フィオナ・ギャラガーは永遠にShowtime局の象徴的なキャラクターとして生き続けるでしょう。自然体で、心に残る、恐れ知らずの演技で彼女に息を吹き込んでくれたエミーに心から拍手を送ります。Showtimeの全員と何百万人ものフィオナのファンを代表して、ありがとう、エミー!」と発表している。
エミーは2016年に、ウィリアムとの出演料の違いに抗議し、契約更新時に同等の出演料を要求。番組の更新が遅れるほどの話し合いの結果、見事に希望額を手にしていた。(澤田理沙)