『アントマン』続編で大活躍!新ヒーロー・ワスプの魅力
身長1.5センチになれるマーベルヒーローの活躍を描いた映画『アントマン』の続編『アントマン&ワスプ』(現在公開中)では、新ヒーロー“ワスプ”の活躍も際立っている。そんなアントマンの新たな相棒の魅力を、ワスプ役の エヴァンジェリン・リリーと監督のペイトン・リードが語った。
ワスプことホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン)は、アントマンスーツを開発したハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)の娘。前作では、卓越した頭脳と戦闘能力を駆使して、アントマンとして戦う主人公スコット・ラング(ポール・ラッド)やピム博士をサポートする役割を担ったが、今回は高性能スーツを身に着け、アントマンとタッグを組む。
背中の羽で空を飛ぶことができ、さまざまな物体のサイズを変えることも可能なワスプの存在は、アクションにも前作以上のバリエーションをもたらしている。サンフランシスコで繰り広げられるカーチェイスでは、文字通り伸縮自在のアクションで敵を翻弄するワスプと、巨大化能力を手に入れたアントマンが、市街地で大活躍。「前作と同じようなアクションを表現するのは極力避けようと考えていました」と語るリード監督の狙い通りのアクションが実現できたのも、ワスプの存在があってこそだといえる。
前作では、アントマンとなった主人公スコットを手助けしながら、自分もスーツを着て戦いたいというジレンマを抱えていたホープ。母親のジャネットが、かつて量子世界で行方不明となって以来、ぎくしゃくとした父・ピム博士との確執を修復しようとする姿が描かれた。
続編では、そんな彼女の変化も見どころだ。劇中では、自らスーツを身に着けて戦う彼女の幸福感はもちろんのこと、“失踪した母の捜索”という目的を果たそうと苦悩する姿が描かれており、エヴァンジェリンも「かなり大きな変化が見えるわ。感情面でも、(演じていて)彼女が立ち直っていく様子を感じたの」と語っている。
最初は、パートナーなど必要としないといった態度のホープだが、失踪した母を探すためにスコットを頼るようになる。アントマンの物語を追いながら、ワスプもメインキャラクターとしてしっかりと描き出したリード監督は「アントマンとワスプは、それぞれ異なる物語が展開していきますが、タッグを組むことで最終的に“パートナーシップ”という物語の柱が見えてくるのです」と語っている。(編集部・倉本拓弥)