手話で戦う!ろう者のスーパーヒーロー映画が日本上陸
手話によって超能力を繰り出す、ろう者のスーパーヒーロー映画『サイン・ジーン 初代ろう者スーパーヒーロー』が今年11月に日本公開されることがわかった。今月14日には主演・監督・脚本を務めたエミリオ・インソレラが登壇するジャパンプレミアも予定されている。
主人公トムは、“サイン・ジーン(手話を使うことで超能力を発揮する遺伝子)”を持つエージェントで構成された秘密捜査機関のメンバー。日本の“ろうミュータント”が引き起こした事件の調査のため、ニューヨークから大阪に派遣されることになる……。
自身もろう者であるエミリオが、スーパーヒーローアクション映画に、ろうコミュニティーの歴史的な人物を融合して製作した意欲作だ。アメリカ手話、日本手話、イタリア手話、英語、日本語、イタリア語が使用されている。
ジャパンプレミアはイタリア文化会館と、全ての人々が障害、人種、セクシャリティーによって排除されることのない、自分らしく輝ける自由な社会の実現を目指す「Be Yourself」プロジェクトを行っているアルファロメオの協力によって行われる。すでに席は埋まっており、現在はキャンセル待ちを受け付けている状態だ。(編集部・市川遥)