大杉漣さんがナレーション『世界一と言われた映画館』来年1月公開
今年2月に急逝した大杉漣さんがナレーションを務めたドキュメンタリー映画『世界一と言われた映画館』が来年1月に公開される。
本作はかつて山形県酒田市にあった映画館「グリーン・ハウス」についての証言を集めたトリビュートフィルム。グリーン・ハウスは映画評論家・淀川長治さんが「世界一」と評した映画館で、上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れるなど、独特の雰囲気で多くの人々を魅了した。しかし、1976年の酒田大火と呼ばれる大火災の火元となり焼失。それから40年以上がたち、伝説となったグリーン・ハウスに足を運んでいた人達がそれぞれの思いを語っていく。
大杉さんの声で導かれる予告編も公開され、最後にはナレーション時の大杉さんの写真と、「この映画には生きた言葉がありました!! 大杉漣」と書かれた直筆コメントが含まれている。公開は2019年1月5日より有楽町スバル座ほか全国順次。9月20日に開幕する第5回なら国際映画祭2018での上映も決まっている。(編集部・小松芙未)