『ヒックとドラゴン』第3弾でほろ苦いフィナーレへ
ファンタジーアニメ『ヒックとドラゴン』が、来年3月1日の全米公開を予定しているシリーズ第3弾をもってフィナーレを迎えると、脚本・監督のディーン・デュボアが Entertainment Weekly に語った。
本作についてデュボア監督は、長らくシリーズのキャラクターたちとの「ほろ苦いさよなら」を考えてきたと発言。Netflixのアニメシリーズ「ヒックとドラゴン: 新たな世界へ!」などのスピンオフも終わりを迎えると明かしたという。
『ヒックとドラゴン』は、敵同士だったバイキングの少年・ヒックと、伝説のドラゴン“ナイト・フューリー”のトゥースとの友情を描いた、ドリームワークス・アニメーションの人気シリーズ。第3弾の『ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン:ザ・ヒドゥン・ワールド(原題) / How to Train Your Dragon: The Hidden World』では、ヒックとトゥースがそれぞれの種族のリーダーに。メスのナイト・フューリーの登場をきっかけに、彼らの絆が試されることになる。
6月に公開されたアメリカ版の予告編には、「子供のころ、この世界にドラゴンがいた」という主人公ヒックのセリフが収められている。デュボア監督は同サイトに、3作目は、その言葉の意味を理解できる映画になると語っている。
前作『ヒックとドラゴン2』はアニメ界のアカデミー賞といわれるアニー賞で作品賞を含む最多6冠に輝くなど高評価を得たが、日本では劇場未公開となった。しかし今年は、ドリームワークス・アニメーションがユニバーサルを傘下に持つコムキャストに買収されたことで、同社の新作アニメ『ボス・ベイビー』が6年ぶりに日本公開されており、最終章の劇場公開への期待が高まっている。(編集部・入倉功一)