『007』新作、D・ボイルの後任が日系人監督キャリー・フクナガに決定!
ダニー・ボイル監督が降板した映画『007』シリーズ25作目となる新作の後任が、日系アメリカ人監督のキャリー・フクナガに決定した。現地時間20日、映画の公式Twitterを通じて、主演のダニエル・クレイグ、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリが連名で発表した。また全世界向けの公開日も、当初予定されていた2019年11月8日から2020年2月14日に変更になったことも明らかになった。
フクナガ監督は、マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンが共演したテレビドラマ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」やエマ・ストーン主演のNetflixシリーズ「マニアック」の監督・製作総指揮を務め、大ヒットホラー『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本にも携わった実力者。ボイル監督に代わり、彼が『007』をどのように仕上げるのか注目だ。
マイケルとバーバラは、「私たちはキャリーと仕事ができることをとても嬉しく思います。彼の多才さとひらめきがジェームズ・ボンドの新たな冒険に素晴らしい選択をもたらします」とフクナガ監督の手腕に期待を寄せている。撮影は、ロンドンのパインウッド・スタジオで2019年3月4日にスタートする予定だ。
『007』新作は当初、ボイル監督がメガホンを取る予定だったが、今年8月に「創造上の意見の違い」を理由に突如降板。『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督や『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督などが後任候補に挙がっていた。(編集部・倉本拓弥)