イーサン・ホーク『インデペンデンス・デイ』出演を断っていた!
映画『6才のボクが、大人になるまで。』『マグニフィセント・セブン』などのイーサン・ホークが、過去にハリウッドの超大作『インデペンデンス・デイ』の出演オファーを断っていたことを、米人気コメディアン、コナン・オブライエンが司会を務めるトーク番組「コナン」で明かした。
同番組でイーサンは、「友人と車でアメリカ横断をしている際に、『インデペンデンス・デイ』の脚本を受け取ったが、(大作だったにもかかわらず)出演料は安かった」とまずコメント。さらに彼は同脚本のせりふを友人に読んでいたようで、「『これはひどいせりふだろ? 『E.T. Phone Home』(名作『E.T.』の有名なせりふをジョークとして用いていた)だって。ばかげてる!』。読み終えたら、実際に脚本をテキサスの高速道路に投げ捨てたよ!」と当時を振り返った。
ところが、友人と当時のガールフレンドを連れて『インデペンデンス・デイ』を鑑賞した際に、その判断が間違っていたことに気づいたという。「(当時は)誰もが『インデペンデンス・デイ』を観たがっていて、僕はどれくらいひどい映画なのか、鑑賞するのも面白そうだと思っていた。映画館に入ってみると、チケットは売り切れ、ウィル・スミスがあの『E.T. Phone Home』のせりふを発すると、映画館に大歓声が起きたんだ。観客はある意味、映画に対してスタンディング・オベーションを与えたようなものだった。そこに座っていた僕は、『オー・マイ・ゴッド、僕にはあのジョークがわからなかったんだ……』と後悔したよ」。イーサンはその後、ハリウッドの大作にも出演するものの、独立系映画を主戦場として演技派の地位を確立している。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)