アクション続いた福士蒼汰、優しい青年役を『旅猫リポート』で満喫
俳優の福士蒼汰が25日、都内で行われた映画『旅猫リポート』完成記念プレミア試写会に登壇し、切なくも心温まる作品で優しい青年を演じられたことの喜びを語った。この日は、高畑充希、竹内結子、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、三木康一郎監督も来場した。
福士は「最近はアクション映画が多かったんですけど、今回はすごく優しい青年を演じていたので楽しかったです」と笑顔。「みんなが思っている以上に優しい青年なので、なんでそんな青年になるんだろう? と彼の生き方や境遇を紐といて演じようと心がけました」と回顧した。ナナとの初対面については「猫ちゃんとあんまり会うことがなかったので、どうしていいかわからなかった」と思わず猫に“ちゃん”づけしてしまう可愛い一面をのぞかせつつ、「嫌なことはしない」という基本的なところから始めたと説明した。
ナナの声を務めた高畑は「猫ってどういう感じでしゃべるんだろう……とわからなかった」と戸惑いを持ちながらも、ナナの顔を見て「こんな風にしゃべるのかな? と想像して近づけられるように必死に頑張りました」と紹介。そんな高畑の猫ぶりについて、福士は「本当にピッタリで最初は『(猫が)しゃべった!』と思うんですけど、すぐに馴染んで、自然に話に入っていけるのは高畑さんの声の力だと思いました」と絶賛した。
本作は、有川浩の同名小説を実写映画化した作品。心優しい青年・悟(福士)と猫のナナ(声:高畑)が新しい飼い主を探す旅物語だ。全国公開は10月26日から。(取材・文:錦怜那)