窪田正孝、アニメ声優挑戦の苦労を告白
映画『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の公開直前イベントが3日に東京タワーで行われ、声優を務めた窪田正孝(カナタ)、広瀬アリス(ソラ)、山寺宏一(センジュ)が出席した。本作で声優に初挑戦した窪田はアフレコを振り返り、アニメ声優ならではの苦労があったことを明かした。
本作は、ゲーム「モンスターストライク」を基にしたオリジナルストーリーが展開する3DCGアニメーション。空中に浮き上がった“旧東京”と地上の“新東京”に分断された世界を舞台に、旧東京が新東京へ墜落することを知った主人公・カナタたちの戦いを描く。
劇中で最終決戦の地となる東京タワーで行われた本イベント。東京タワーの思い出を聞かれた窪田は「まだ東京に出てきていない頃、夜中に男友達3~4人と『東京に行こうぜ』となって、着いたのがここ。『ここが東京なんだ』って。記念撮影して帰りました」と上京前を回顧した。
訪れたのは約10年ぶりという広瀬は「小学校の修学旅行以来で、大人になってからは初めてです」と感慨深そうに語った。以前、東京タワーの見えるマンションに住んでいたという山寺は「1回目の離婚のあと、東京タワーが僕を慰めてくれました。そこで最終決戦ができてうれしく思います」と自虐ネタで笑わせた。
アフレコのエピソードでは、山寺が窪田と広瀬の声の演技について「ぴったりでしたし、すごく新鮮でした」と絶賛。絶叫などアニメならではの表現もあり、窪田は「運動みたいでした。身振り手振りで体を使わないとできない癖ができているので、マイクひとつにぶつけるのは難しかったです」と苦労も告白した。すると、山寺がどんな時もマイクから距離を離さないように気を付けていることを明かし「隣の共演者の邪魔をしたらダメですし、20人くらいで収録をしたりもしますので、心の中で体を動かしながら録っています」と声優の先輩としてテクニックを紹介した。
また、窪田は山寺とは約10年前に「ケータイ捜査官7」のプロモーションで仕事をしたことがあったそう。窪田が「鉄拳さんとかと一緒に絡ませていただいて、その時からお変わりなくて、もっともっとお話しする機会があったらいいなと打ち合わせしている間も色々お話をさせていただきました」と感激すると、山寺は「(当時)売れると思っていたら、思った以上に売れて……」と窪田の成長ぶりに驚いていた。(取材・文:中村好伸)
映画『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』は10月5日公開