『スター・ウォーズ』ルーカスフィルム社長、2021年まで任期延長
映画『スター・ウォーズ』シリーズなどを手掛けるルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが、2021年まで任期を延長する契約を結んだと、The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。
【画像】今年5月に全米公開された新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
2012年にルーカスフィルムの社長に就任したケネディは、ジョージ・ルーカスに代わり同スタジオを指揮。2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった新三部作や、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といったスピンオフを展開するなど、これまで4本の『スター・ウォーズ』作品をプロデュースしてきた。
しかし近年は、昨年12月に全世界で公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に対する賛否両論の評価や、今年5月に全米公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が興行的に苦戦を強いられるなど、彼女にとっても苦しい状況が続いている。先日ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOであるボブ・アイガーは同サイトのインタビューで、今後『スター・ウォーズ』作品の公開頻度を落とすことを明言。この流れを受けて、任期を延長したキャスリーンが今後のシリーズをどう展開していくのか注目したい。
現在イギリス・ロンドンでは、新三部作の完結編となる『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』(2019年12月全米公開予定)の撮影が行われている。その他、ジョン・ファヴローが製作総指揮を務める実写テレビドラマや、人気シリーズ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」の新作エピソード、今秋全米放送予定の新作アニメーション「スター・ウォーズ レジスタンス(原題) / Star Wars Resistance」などが控えている。
またルーカスフィルムは、自社が手掛けるもう一つの人気コンテンツ『インディ・ジョーンズ』第5弾も準備中。ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じる最後の作品とも報じられており、『ハン・ソロ』の脚本を手掛けたジョナサン・カスダンが新作の脚本を執筆する。こちらは2021年7月9日全米公開予定。(編集部・倉本拓弥)