吉沢亮、メガネ男子の魅力がさく裂!『あのコの、トリコ。』
今年は8本の映画に出演するなど活躍が続く吉沢亮。主演作『あのコの、トリコ。』(公開中)ではメガネ男子としての魅力を放っている。
特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」(2011)への出演で注目を浴びた吉沢は今年、映画『悪と仮面のルール』『リバーズ・エッジ』『レオン』『ママレード・ボーイ』『猫は抱くもの』『BLEACH』『銀魂2 掟は破るためにこそある』、ドラマ「GIVER 復讐の贈与者」「サバイバル・ウェディング」と出演作が続く活躍ぶりを見せた。
作品ごとで異なる顔を見せる多才ぶりを発揮している吉沢が『あのコの、トリコ。』で挑んだのは、冴えないメガネ男子という役どころ。桜井日奈子と共演した主演作『ママレード・ボーイ』では勉強もスポーツも抜群な美少年・松浦遊にふんしたが、その完璧なルックスからは意外なことに、これまではストレートな二枚目よりも三枚目な役も多い。そんな吉沢が『あのコの、トリコ。』では、幼い頃に「3人で一緒に映画に出ようね!」と交わした約束が忘れられない、地味で頼りない雰囲気のメガネ男子として登場する。
メガネ選びやバッグの持ち方にもこだわり、メガネ男子・頼の役づくりを進めていったという吉沢。頼は地味で冴えないが、どこか笑いを誘われるようなユーモラスな雰囲気を醸し出す愛すべきキャラクターに仕上がっており、ヒロイン・雫への一途さも魅力となっている。最初はおどおどしていた頼だったが、小さい頃から好きだった夢に向かって頑張る幼なじみの「あのコ」のために奮闘し、恋敵にはライバル心を燃やすという男らしい一面を披露する。だんだんとカッコよく生まれ変わっていく頼がメガネを外してイケメンぶりを発揮する瞬間は見どころだ。
白石ユキのコミックを原作とした本作は、男性目線で進んでいくこともあり、ヒロインへの憧憬や恋のライバルへの嫉妬なども盛り込みつつ、夢に近づいていく主人公の姿が描かれる。新木優子が演じるヒロインと杉野遥亮ふんするライバルとの三角関係にも注目で、芸能界での夢を追う3人の恋模様がどのように展開していくのかにも目が離せない。
今後も出演作が決まっている吉沢は、広瀬すずがヒロインを務める2019年度前期のNHKの連続テレビ小説「なつぞら」では、広瀬ふんするヒロインのなつに絵心を教える青年画家・山田天陽役を務める。同じく広瀬が主人公を演じるコメディー映画『一度死んでみた(仮)』(2020年公開予定)では、存在感が薄いあまりに「ゴースト」と呼ばれている会社員の松岡を演じる。今後も一癖も二癖もあるキャラクターにふんする吉沢の演技が期待できそうだ。(編集部・大内啓輔)