今夜!新垣結衣&松田龍平「獣になれない私たち」注目ポイント
新垣結衣と松田龍平がW主演を務める日本テレビ系ドラマ「獣になれない私たち」が、今夜(10日)夜10時からスタートとなる。2人の11年ぶりの共演、そして大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)などで度々組んできた新垣と脚本家・野木亜紀子との再タッグも注目を浴びる本作。田中圭、黒木華、菊地凛子ら共演者の豪華な顔ぶれなど、本作の見どころを放送前にチェック!(編集部・石井百合子)
新垣結衣&松田龍平&菊地凛子トリオの再共演
3人が共演した2007年公開の映画『恋するマドリ』は、松岡茉優主演の『勝手にふるえてろ』(2017)がロングランヒットとなった大九明子監督によるラブストーリー。タイトルに「マドリ(間取り)」とあるように、引っ越しをきっかけに出会った3人の男女を描く物語で、新垣が初めて一人暮らしをすることになった美大生ヒロイン・ユイに、松田はユイと同じマンションの住人タカシに、菊地はユイが住んでいた部屋の新しい住人・アツコに。彼らが奇妙な三角関係を展開するという設定だった。
「獣になれない私たち」では、新垣が仕事もデキる愛され女子ながら周囲に気を使い過ぎて消耗し続ける深海晶(しんかい・あきら)に、松田は世渡り上手で人当たりがよく女にモテるが、実は誰のことも信用できない敏腕会計士・根元恒星(ねもと・こうせい)に、菊地は恒星と最近まで付き合っていた野性味ある情熱的なブランドデザイナー・橘呉羽(たちばな・くれは)を演じる。公式サイトに記載された第1話のストーリーでは、クラフトビールバー「5tap」で晶&京谷(田中圭)、恒星&呉羽の2組のカップルが居合わせる設定。呉羽は元恋人の恒星に突然「結婚した」宣言をし、晶と京谷にも棚上げにしている問題がある模様。「ラブかもしれない」ストーリーで、彼らがどのように絡み合っていくのか。
「おっさんずラブ」で大ブレイク中の田中圭が彼氏キャラに
今年4月期ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で同性2人(吉田鋼太郎&林遣都)の板挟みにあうアラサーの主人公“はるたん”がアタリ役となり、さらなるブレイクを果たした田中が、7月期の「健康で文化的な最低限度の生活」(カンテレ・フジテレビ系)に続いて3期連続で連ドラ出演。「ケンカツ」ではヒロインの新人ケースワーカー(吉岡里帆)に厳しく接する上司を好演していたが、「獣になれない私たち」ではヒロイン・晶の恋人で、大手デベロッパーに勤める花井京谷(はない・きょうや)。優しく保身的な30歳の男性というキャラクターだ。
田中はキャスト発表時に新垣、松田に「以前からご一緒したかったお二人」と言っており、10月7日に行われた会見で出されたお題「生まれて初めてラブかもしれないと思った瞬間」で、次女に「めっちゃ嫌われているんです」という悩みを打ち明けた際に、新垣が鋭い指摘をするなど和やかなムードだった。
黒木華が謎めいたキャラでルックス激変!
キャラクターの中で気になるのが、黒木華演じる「晶のストレスの原因となる謎の女」という設定の長門朱里(ながと・しゅり)。詳細は明かされていないが、まずビジュアルが強烈。劇中写真では、とある部屋でPCに向かう様子が見られ、眼鏡をかけ、無造作に結んだ髪型、家着ファッションで、フツー女子といった印象。現在上映中の『散り椿』しかり、どちらかというと清楚な、凛としたイメージの強い黒木だが、野木と組んだ2016年放送のドラマ「重版出来!」(TBS系)では元柔道日本代表の新米編集者にふんし、はじけた演技を披露し好評を博していただけに、今回も化けっぷりが期待できそうだ。
ちなみに黒木は今後、亡き樹木希林さんと共演した映画『日日是好日』が今週末(13日)に公開されるほか、佐藤健演じる主人公の妻にふんする『億男』(10月19日公開)、野村周平とダブル主演を務めるミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』(11月1日公開)、中島哲也監督と初タッグを組み岡田准一、妻夫木聡らと共演するホラー『来る』(12月7日公開)など新作映画が続々待機中だ。