『八甲田山』をフルオーケストラで!シネマ・コンサート来年1月開催
高倉健さんや北大路欣也さんらが共演した大作『八甲田山』(1977)のシネマ・コンサートが、来年1月14日に東京・NHKホールで開催されることが決まった。
『八甲田山』は真冬の青森県・八甲田山で二つの連隊が雪中で演習行軍し、199名の死者を出した実在の出来事を題材にした作品。新田次郎さんの「八甲田山死の彷徨」(新潮社版)を原作に、『日本沈没』などの森谷司郎監督がメガホンを取り、脚本は『羅生門』などの橋本忍さん、撮影は『散り椿』が公開中の木村大作監督、音楽は芥川也寸志さんが手掛けた。
壮大なスケールで描かれる本作は、芥川さんが第1回日本アカデミー賞最優秀音楽賞に輝くほど音楽も圧巻。映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートを映画の上映に合わせてフルオーケストラが生演奏するシネマ・コンサートにはぴったりの作品と言えそうだ。
演奏するのは東京交響楽団。メンバーこそ異なるが、公開時の映画音楽も同楽団が演奏している。チケットは10月13日より発売され、詳細は「八甲田山シネマ・コンサート」の公式サイト(http://www.promax.co.jp/hakkodasan/)で確認できる。(編集部・小松芙未)