Netflix「Marvel アイアン・フィスト」打ち切り
Netflixドラマ「Marvel アイアン・フィスト」がキャンセルされ、先月配信されたばかりの第2シーズンで終了が決まったとDeadlineが報じた。
Netflixのマーベルシリーズがキャンセルされるのはこれが初めて。Marvel TelevisionとNetflixは共同声明で、このシリーズを誇りに思っており、素晴らしいキャスト、スタッフ、製作総責任者、そしてファンへの感謝を述べ、「Netflixでのシリーズは終了しますが、不死のアイアン・フィストは永遠に生き続けます」とコメントしている。
同ドラマは、キャスティングの段階からたたかれてしまった作品。コミックスのダニエル/アイアン・フィストは白人だが、武術に長けているという設定から、アジア系の俳優の起用をマーベルとNetflixに促す草の根運動がインターネットで起きていた。しかし、キャスティングされたのは白人のフィン・ジョーンズだったため、批判が高まり、配信後はドラマのペースと現実味のなさがたたかれていた。
第2シーズンはM・レイヴン・メツナーを製作総責任者に迎えたのが功を奏したようで、「ほかのマーベルシリーズと肩を並べられる作品に仕上がっている」との評価を得たばかりだった。スタッフとキャストがキャンセルを知らされたのは、共同声明が発表される数時間前だったという。
Marvelの親会社のディズニーは来年、独自の映像配信サービスをスタートする予定で、Marvelファンに大人気のロキやスカーレット・ウイッチのテレビドラマをトム・ヒドルストンとエリザベス・オルセン出演で企画中だと言われている。キャンセルされた「アイアン・フィスト」もディズニーの映像配信サービスのラインナップで復活する可能性もあるようだ。(澤田理沙)