フラッシュ単独映画、撮影が延期 2020年公開は困難か
DCコミックスのヒーロー・フラッシュをエズラ・ミラー主演で描く単独映画の全米公開が、撮影延期により2020年から2021年へと変更になる可能性が浮上したと、Varietyほか各メディアが報じた。
超高速で移動する能力を持つバリー・アレン/フラッシュは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』にカメオ出演。その後、DCコミックスのヒーローが集結した『ジャスティス・リーグ』では、メインキャラクターの一人として活躍した。
同サイトの情報筋によると、米ワーナー・ブラザースは脚本が未完成であり、完璧な状態に仕上げる時間を確保したいことを理由に、2019年3月の撮影開始を延期したという。さらに、主演のエズラが映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3弾の撮影を来年夏に控えていることから、本作の撮影は少なくとも2019年末からになる予定。撮影時期が変更になったことで、全米公開も2020年から2021年へとずれ込む可能性が出てきている。
本作に関して、2度の監督降板など度々心配なニュースが報道されてきた。今年1月には、『スパイダーマン:ホームカミング』の脚本家ジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシス・デイリーの二人が監督候補として交渉に入ったとDeadlineなどが報じており、製作に新たな動きが見られた。エズラが再びフラッシュとして帰ってくる日が無事にやってくるのか、続報に注目したい。
DC映画は今後、『アクアマン』(2019年2月8日全国公開)を筆頭に、『シャザム!(原題) / Shazam!』(2019年4月5日全米公開)、『ジョーカー(原題) / Joker』(2019年10月4日全米公開)、『ワンダーウーマン 1984(原題) / Wonder Woman 1984』(2019年11月1日全米公開)が控えているほか、2020年2月にはハーレイ・クインがメインのスピンオフ『バーズ・オブ・プレイ(仮題) / Birds of Prey』が公開予定だ。(編集部・倉本拓弥)