『銀魂』W山崎が登場!戸塚純貴&声優・太田哲治、続編に期待
小栗旬主演の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のヒットを記念して実写映画&dTVドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」イッキ見“応援上映”舞台あいさつが18日に新宿バルト9で実施された。“地味が取り柄”な真選組監察方・山崎退の実写版キャストの戸塚純貴と、アニメ版声優の太田哲治の“ダブル山崎”が登場し、会場は大いに盛り上がった。
8月17日に公開された映画『銀魂2』は、10月14日までに動員277万7,784人、興行収入36億2,018万9,400円を記録。シリーズ累計動員は560万人を突破するなど、ヒットを記録している。そんな本作の最後のイベントゲストに選ばれたのは、実写版とアニメ版のダブル山崎。2人は「普段はだいたい山崎の話は途中で途切れさせられて、沖田さんとか銀さんとかの話になっちゃうので、今日は思う存分山崎の話をします!」と高らかに宣言した。
この舞台あいさつは同作の応援上映終了後に行われた。大騒ぎした後ですっかりテンションが高まった観客から、「カッコいい!」など熱狂的な歓声を一身に浴びた戸塚は「『銀魂』やっててもこんなことはない。本当に泣きそう。(客席で)『戸塚』とか『純貴』といったプレートをこんなに掲げてもらうこともないので」と感極まった様子で幸せを噛み締めると、「お仕事でも山崎のセリフに救われているものがたくさんあるんですよ。『踏み台ナンバーワン』とか。そういうのを見ていると、もしかしたら他の人とは違うところで輝ける場所があるんじゃないかと思える。僕にとってはかけがえのない存在なんです」と山崎に対する愛情をせつせつと語った。
そしてこの日は、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されたドラマ「聖☆おにいさん」特別上映会に参加していた福田雄一監督が急きょこちらの会場にも駆けつけた。「舞台あいさつをはしごするなんて初めてなんですが、どうしても太田さんにお礼を言いたくて」と語る福田監督は、「もとはと言えば、太田さんが(戸塚を)褒めてくれたツイートを発見して。ありがとうと言いたくてリツイートしたところ、お返事をいただいた。そこに宣伝部がつけ込んで、これ(イベント)やれんじゃね? という空気になった」と本イベントが実現に至った経緯を説明。「出演者もみんなアニメ版が大好きなんで。(声優と一緒のイベントは)本当にたまんないんですよ!」と興奮した様子で付け加えた。
この日の観客は、山崎のセリフを読み上げる太田に「もっとちょうだい!」とリクエストしたり、プレゼントコーナーで強烈な「当てて!」アピールを繰り広げるなどノリノリ。その様子を目の当たりにした福田監督は驚いた様子で「こんなフレンドリーな舞台あいさつは初めて。みんな友だちだね!」と観客に感謝した。
そんな舞台あいさつも終盤。次回作を期待する太田のコメントに、福田監督が「3をやろう!」と宣言すると会場は歓喜に包まれた。それを受けた太田が「これから山崎もいろいろな話がありますから。あんぱんとか、あんぱんとか、あんぱんとかありますので、どんどん崩れていく戸塚君も観たいな」と山崎が張り込み中にあんぱんを食べ続け、おかしくなっていくエピソードに言及。「これはむしろ(本編よりも)dTV向けの話だよね」と実写化の可能性について盛り上がる3人。そして会場からは「山崎、尊いよ!」「ありがとう!」など最上級の賛辞が送られた。(取材・文:壬生智裕)