仮面ライダー俳優・小野塚勇人&中村優一『恋のしずく』バイクシーンを振り返る
仮面ライダー俳優でもある小野塚勇人(劇団EXILE)と中村優一が3日、新宿武蔵野館で行われた出演映画『恋のしずく』(公開中)トークショーイベントに出席し、劇中シーンを回想しながら仲良くライダー話にも花を咲かせた。
東広島市の西条を舞台に、日本酒の酒蔵へ研修に行くことになったリケジョの大学生・詩織(川栄李奈)が、酒作りを通じて目覚める人生の喜びや出会いと別れを経験しながら成長していく姿を描く本作。小野塚は詩織が実習に来る乃神酒造の蔵元(大杉漣さん)の息子役、中村は有重酒造の蔵元で酒造会の若手ホープ、有重一紀役を務めている。
映画の内容に絡め、壇上に日本酒を並べて乾杯した小野塚と中村。撮影中は毎日のように日本酒を飲んでいたといい、小野塚は「勉強になるのでよく飲ませていただきました。食べ物もおいしくて、色々食べ過ぎて、もう西条行かなくていいんじゃないかっていうくらい、一生分西条のおいしいものを食べてきました」と嬉しそうに回顧。
「蒸し牡蠣が特においしかったです。撮影中なのに牡蠣タワー作ってしまって。あと、もつ鍋もおいしかったな」と続けると、中村も撮影の日々を振り返った。「初めて小野塚くんに会ったのが広島空港だったんですけど、初めてでいきなり『今日、ご飯行きませんか』って誘ってくれて、2人でお酒を飲んでご飯も食べて距離が縮まりました」。小野塚は「初めましてだったけど、ぜひぜひって。東京だと自宅に帰るので飲みに行こうよってなかなかならない。作品が終わったら飲みに行こうよっていう感じ。でもロケだと距離が縮まるのが早いですね」と懐かしそうに語った。
小野塚は「仮面ライダーエグゼイド」、中村は「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」に出演するなど、二人はそろってライダー俳優。本作には二人でバイクに乗るシーンもあり、中村は小野塚の後ろにつかまったが、「バイク乗れるんだなって驚きました」と言うと、小野塚は「ライダーでしたからね」と自信たっぷり。これに中村が「ライダーといってもバイクに変身して乗られる側の方でしたよね」と突っ込みを入れると、小野塚は思わず苦笑い。「二十歳そこそこのガキにまたがられる屈辱の役で」と自虐的に話して観客を笑わせた。
このシーンで「後ろに乗る女の子の気持ちがわかりました」という中村は、「後ろにつかむ取っ手のようなものがあるんですけど、これはいらないなって思いました。そうじゃなければ小野塚くんにギュッて抱きつけたのに」と小野塚を照れさせていた。(取材・文:名鹿祥史)