フィッツジェラルド「夜はやさし」Huluでドラマ化
小説「グレート・ギャツビー」の作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「夜はやさし」が、Huluのもとドラマ化されることが決定したとDeadlineほか複数メディアが報じている。
【写真】フィッツジェラルド原作、ディカプリオ主演『華麗なるギャツビー』
本作は、テレビドラマ「ウルフ・ホール」の製作総指揮コリン・カレンダーのプレイグラウンド・エンターテインメントが企画するリミテッドシリーズ。
1934年に出版された同小説では、アメリカ人の精神科医ディック・ダイヴァーが、スイスの療養所で患者だったニコルと恋に落ちて結婚し、むつまじい結婚生活を送っていたが、若い女優ローズマリーとの出逢いにより夫婦の運命が大きく揺さぶられていくさまが描かれている。
これまで同小説は2度映像化されていて、1度目はジェイソン・ロバーズ、ジェニファー・ジョーンズ主演で『夜は帰って来ない』(1961)として映画化、2度目はピーター・ストラウス、メアリー・スティーンバージェン主演で「夜はやさしく」(1985)としてテレビミニシリーズ化されている。
プレイグラウンド・エンターテインメントは、同小説のシリーズ化の権利を今年の初期に獲得。企画も初期段階のようだが、Huluのリミテッドシリーズとして描かれることが決まり、本格的に始動しそうだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)