西島秀俊×佐々木蔵之介『空母いぶき』緊迫の特報
「沈黙の艦隊」「ジパング」などで知られるかわぐちかいじの漫画を西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化する『空母いぶき』(2019年公開)の特報が公開された。
青年コミック誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中、コミック累計350万部を突破するベストセラー漫画に基づき、国籍不明の軍事勢力から突如攻撃を受けた20××年の日本を舞台に、初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊たちの戦いを描く本作。特報では、平和のためには武力の行使も辞さない覚悟の航空自衛隊の艦長・秋津(西島)と、あくまでも防衛に徹することを信念とする海上自衛隊の副長・新波(佐々木)、極限状況下に置かれた同期にしてライバル同士の2人が映し出され、終盤には護衛艦が炎上する画も。
また冒頭、「何と戦うんだ?」「我が国は絶対に戦争をしません」「24時間がヤマです」「対空戦闘用意」など切迫した複数の人々の声が重なり、誰の声なのかと未発表のキャストへの期待も煽る。
本作は現在ポストプロダクション中。メガホンをとるのは『沈まぬ太陽』(2009)、『柘榴坂の仇討』(2014)などの大作映画や、「しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」(2015・WOWOW)、「石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」(2017・WOWOW)などの社会派ドラマの秀作を生んできた若松節朗。原作者のかわぐちが監修を務め、『ローレライ』(2005)、『亡国のイージス』(2005)などの原作を手掛けてきた作家の福井晴敏が企画として参加している。(編集部・石井百合子)