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『ファンタビ』新作、グリンデルバルドの小瓶がキーアイテム!

強大な力を持つ“黒い魔法使い”グリンデルバルド
強大な力を持つ“黒い魔法使い”グリンデルバルド - (c) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c) J.K.R.

 人気シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で魔法使いの杖をはじめとした小道具の数々を生み出した造形美術監督のピエール・ボハナが来日し、本作では「グリンデルバルドの小瓶」がキーアイテムになっていると明かした。

【画像】これが「グリンデルバルドの小瓶」!

 世界を脅かすほどの強大な力を持つ“黒い魔法使い”グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が脱獄するところから始まる本作。ボハナが率いる小道具チームは「買ったり借りたりできないものを何でも」作るのが仕事で、「キャラクターたちが何に気を遣っているのか、何に興味があるのか、その道具にはどんな歴史があるのか」といった背景を考えて映画の世界を作り上げていく。

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 本作でも細部までこだわられた小道具の数々を生み出したが、中でも観客にじっくり見てほしいのが、グリンデルバルドが首からチェーンで下げている「小瓶」だという。このひし形でシルバーの細かな装飾が美しいガラス瓶についてボハナは「物語にとても大きく関わってくるアイテムなんだ」と打ち明け、「それ以上は言えないな、本当に重要なものだから!」と笑った。

 この小瓶のほか、グリンデルバルドが人々を説き伏せる際に使う「髑髏のパイプ」、賢者の石を作ったニコラス・フラメルの水晶玉や杖(ボハナいわく「他の杖よりも多くの時間を経験した杖で、角みたいに曲がった持ち手になっている」)といった新たな小道具に並び、本作には『ハリー・ポッター』シリーズで使われた小道具も多数登場する。その一つが、魔法界最強の杖である「ニワトコの杖」だ。『ハリー・ポッター』ではダンブルドアが所有していたが、それより前の時代を描く本作ではまだグリンデルバルドのものだった。

 持参したニワトコの杖を手にしたボハナは「『ハリー・ポッター』に登場したものと全く同じものだ。この杖からは本シリーズでも多くのことが語られることになるよ」とコメント。「『ハリー・ポッター』では『アズカバンの囚人』(第3弾)で最初にダンブルドアの杖がお披露目されたんだが、その時はただ“ダンブルドアの杖”として作ったんだ。『死の秘宝』(ダンブルドアの杖の秘密が明らかになる第7弾)はまだ出版されていなかったし、僕たちもそれがニワトコの杖だなんて知らなかった。でも時代を超越した神秘的な雰囲気があって、まさにニワトコの杖という感じだと思う。不思議だけどね」と笑顔で振り返った。

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 また「今回新しいものもいろいろ作ったけれど、『ハリー・ポッター』のものを再び使うのも楽しかった。つながりが出るから」と言うボハナは、「本作での若きダンブルドアはホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を教えている。映画では彼の教室が出てくるけど、『ハリー・ポッター』での校長室にあったものもそこで見られるよ」とファンにうれしいトリビアも明かした。(編集部・市川遥)

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は11月23日より3D/4D/IMAX同時公開

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