『ファンタビ』新作が首位デビュー!海外でも好調
全米ボックスオフィス考
先週末(11月16日~11月18日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気ファンタジーシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が興行収入6,216万3,104ドル(約68億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
初登場1位!『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』本予告
若きダンブルドアが登場するなど『ハリー・ポッター』シリーズとのつながりを深めていく本作。25歳以上の観客が全体の69%を占めるなど、2年前に公開された第1弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』と同様に大人のファンが多く劇場に足を運んだ。『魔法使いの旅』のオープニング興収7,440万3,387ドル(約82億円)には及ばなかったものの、スタジオの予想とほぼ同等の興収を稼ぎ出した。
ちなみに、舞台となったフランスをはじめ、ドイツ、ロシア、ブラジルなど43か国では前作を上回るオープニング興収を上げており、全世界オープニング興収も2億5,366万3,104ドル(約279億円)と前作を超えた。今後、海外でどこまで数字を伸ばすことができるのかが焦点となってきそうだ。
4位には、マーク・ウォールバーグ&ローズ・バーン共演のコメディー『インスタント・ファミリー(原題) / Instant Family』が興収1,450万4,315ドル(約16億円)で初登場。突然、3人の子供を養子として迎えることになった夫婦のドタバタを描いた。批評家からの評価が高い『妻たちの落とし前』(スティーヴ・マックィーン監督)は興収1,236万1,307ドル(約14億円)で5位、BTS(防弾少年団)のワールドツアーに密着したドキュメンタリー『Burn the Stage : the Movie』は10位デビューだった。
今週末は、『シュガー・ラッシュ:オンライン』や『クリード 炎の宿敵』といった人気作の続編や、タロン・エガートン主演の『ロビン・フッド(原題) / Robin Hood』などが公開される。(編集部・市川遥)
11月16日~11月18日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
2(1)『グリンチ』
3(2)『ボヘミアン・ラプソディ』
4(初)『インスタント・ファミリー(原題) / Instant Family』
5(初)『妻たちの落とし前』
6(4)『くるみ割り人形と秘密の王国』
7(5)『アリー/スター誕生』
8(3)『オーバーロード(原題) / Overlord』
9(6)『蜘蛛の巣を払う女』
10(初)『Burn the Stage : the Movie』