吉本実憂「自由に生きられるようになった」明るい性格に変化
女優・吉本実憂の主演で、常識知らずの新入社員と最悪上司の社内バトルを描くコメディー映画『レディ in ホワイト』(公開中)の初日舞台あいさつが23日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、吉本をはじめ共演の波岡一喜、矢本悠馬、久住小春、メガホンを取る大塚祐吉監督が登壇した。
本作は、裕福な家庭で何不自由ない生活を送ってきた社長令嬢・如月彩花(吉本)が、新卒で入社した会社でめぐり合ったパワハラ全開のエリート上司・松山(波岡)と、仁義なき社内バトルを繰り広げながら成長していくコミカルなサクセスストーリー。
2015年の『罪の余白』以来、3年ぶりに大塚監督と再タッグを組んだ吉本は、大塚監督に「3年前はもっと大人びた人だったと思うけど、だいぶ変わりましたね。どんどん幼稚になって、明るくなりました」と言われ、「自分でもそう思います。自由に生きられるようになりました」と自身の気持ちの変化を振り返った。
また吉本は「昔は考えすぎてしまい、窮屈になるところがあったけど、いまは自由にいられるようになれて、明るくなりました」と述懐。「自分のお芝居がダメだと思うと、落ち込んじゃうので、モニターチェックはいっさいしないで、テンションをあげて」と撮影現場での努力も明かした。さらに、猛毒女子・彩花役のおかげで「カメラが回っていないところでも、波岡さんと矢本さんにいじめられました。靴とか踏んでくるんですよ」「いっぱい笑わせてもらいました」と笑顔でエピソードを紹介した。
壇上では、キャストたちに「彩花のような自信満々の新人が近くにいたらどうする?」という質問も。矢本は「自分も最初は、根拠のない自信だけでやっていたけど、バケモンのような先輩やすごい後輩が出てくると、そうも言っていられない。でも根拠のない自信ってヤバいし、うらやましいな、自分も改めて、取り戻そうって思いました」と話すと、波岡も「個性を持つこととワガママは紙一重。ワガママを通すことの大切さも、社会には大事だし、それが薄れているのかもしれない。特に俳優として生きていくなら」と持論を展開。
さらに、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」や放送中のドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)など、今年大忙しの矢本は「すごい太りました。腹も出てきてますし、いい意味で『増えた』と思ってください」と自身の「成長」をアピールし、観客を笑わせていた。(取材・文/岸田智)