実物大ガンダムが動く!「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」横浜で2020年実施!
1979年のテレビ放送開始から40年を迎えるアニメ「機動戦士ガンダム」の40周年プロジェクト発表会が21日、都内で行われ、18メートルの実物大ガンダムが動く「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の概要が発表された。
「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は、ガンダムというコンテンツと「ものづくり・技術力」の融合により、18メートルの実物大ガンダムを動かすという夢の実現および、その開発までのプロセスを体感・共有しようというプロジェクト。この度、横浜市と連携して、2020年の夏から1年間、横浜・山下ふ頭で「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」というタイトルのもとで、プロジェクト実施を計画している。
世界中から広くアイデアやプランを募集し、プロジェクトチームには、最先端のテクノロジーを駆使する開発者が参加。現在は設計段階に入っており、場所の安全性などを検討したうえでの実現を目指している。
横浜という土地を選んだ理由について、株式会社サンライズ ・宮河恭夫社長は「いくつか候補地はありましたが、世界に広がっていくガンダムということで、港町・横浜がぴったりだと思った」と語ると「一番やりたいことは、大きなガンダムのもとで、小学生から大人まで、ロボットの歴史や未来の技術、さらに“戦い”についての議論まで、できる場になってほしい」と夢をはせる。
この日は横浜市副市長の荒木田百合氏が出席し、現在上海に出張中の市長・林文子氏からのメッセージを代読。林市長は、チャレンジの場が横浜になったこと、創造的産業や映像文化発展に力を入れている横浜市が“オール横浜”としてバックアップしていくことを誓った。
またこの日は、ガンダム40周年のテーマ曲を担当する LUNA SEA のSUGIZOも出席。神奈川県出身のSUGIZOは、横浜でのプロジェクト実施に「ものすごくうれしい」と歓喜。「ガンダムは僕の哲学の根幹」と語ると、「10歳のころ、『ガンダム』がテレビで放送されて以来、シャア(・アズナブル)に憧れて、あんな人間になるんだと思ったぐらい」とガンダム愛を告白。40周年のテーマ曲担当するという大役に「プレッシャーがないといえば嘘になりますが、それ以上に感謝と愛情の方が強い。大変だけれども幸福感に満ちています」と心境を述べる。
また、シャアの魅力について聞かれたSUGIZOは、「ニュータイプとしては早すぎた存在」と分析。自分の諦めや弱さを認めるところから始まっているところが自身と重なる部分があるといい「残念な人生を送っているところが僕と一緒で共感できるんです」と周囲の笑いを誘っていた。
この日は、小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が劇場版三部作として制作されることも発表。「非常にシビアな最後なので、まさか映像化されると思わなかった。聞いたときは絶叫しました」とファンならではの観点から語ると、公開が待ち遠しくてたまらないという表情を浮かべいていた。(磯部正和)