今夜金ロー『ハリー・ポッター』最終章!PART1を振り返り
作家のJ・K・ローリングのベストセラーを実写映画化した『ハリー・ポッター』シリーズの完結編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が23日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」(夜9時~)にて放送される。本作を鑑賞する前に、前作『PART1』の内容をぜひ振り返っておきたいところだ。
主人公のハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)が魔法学校・ホグワーツで成長し、仲間とともに闇の帝王・ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)を倒すさまを描く同シリーズ。シリーズ最終章となる『死の秘宝』は2部構成で製作された。長きにわたった『ハリー・ポッター』シリーズのラストを飾った『PART2』は、日本で96.7億円の大ヒットを記録(興行通信社調べ)。全米では、当時のオープニング興行収入の新記録の樹立した(Box Office Mojo調べ)。
11歳でホグワーツに入学したハリーは、ヴォルデモートやその手下と幾度となく戦ってきた。そしてハリーはヴォルデモートが自らの魂を7つに切り分けた分霊箱(ホークラックス)の存在を知ることに。7つのうち2つは過去に破壊されており、『PART1』では、分霊箱を探す旅に出たハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)が3つ目の分霊箱を破壊することに成功した。
分霊箱を3つ破壊したことで優勢になったはずのハリーたちだったが、死にも打ち勝つことができるというニワトコの杖をヴォルデモートに奪われ、ピンチのなか『PART1』は幕を閉じた。また、クライマックスのハリーたちが敵に追われる場面の撮影は、本編では短いそのシーンのために、俳優たちが1週間1日中走り続けるという苦労を重ねたものだった。
『PART2』でもハラハラドキドキな展開が待ち受けているが、なぜ最終章は2部作で、幕間があるのだろうか? 公式サイトでは、監督のデイビッド・イェーツが「はっきりとした“終わり”がほしかった」と明かしており、ニワトコの杖を手にしたヴォルデモート率いる闇の勢力が力を増す最悪の結果を観客に見せることで、続きが見たくなる仕掛けをエンディングに用意したという意図があったそうだ。
そんな『死の秘宝』だが『PART1』では悲しい別れも。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に屋敷しもべとして登場したドビーが殺された。ドビーはハリーの因縁のライバルともいえるマルフォイの家で屋敷しもべとして働いていたが、ハリーのおかげで自由の身になった。原作では、自由になって以降ハリーの前に何度も現れていた。
『PART2』では、ハリーたちが分霊箱を探すためにグリンゴッツ銀行へ向かう。そして、ホグワーツ魔法魔術学校でヴォルデモートとハリーたちの最終決戦が始まろうとしていた……。『ハリー・ポッター』新シリーズの2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』も初日を迎え、日本で“ハリーポッター熱”が高まっている。(編集部・梅山富美子)