戸田恵梨香、NHK朝ドラ「スカーレット」ヒロインに決定!断捨離が後押し
女優の戸田恵梨香が、来年の秋に放送される、2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに決定した。3日、都内同局で行われた作品・ヒロイン発表会で明らかになった。
101作目となる連続テレビ小説は、主に信楽焼(しがらきやき)の世界にスポットを当てたドラマとなり、高度経済成長期の滋賀県信楽を舞台に、男性ばかりの陶芸界で奮闘する女性陶芸家・川原喜美子の成長を描く。脚本は「ホタルノヒカリ」「娘の結婚」などの水橋文美江が担当。タイトルの“スカーレット”は、黄色味のある暖かい陶芸の窯の炎と熱い情熱を表している。
8月ごろにオファーを受けたという戸田は「その頃は、内容もどういう役をやるかも聞かされていなかったんですけど、ちょうどその頃に、断捨離をすることにしたんです。大事なものは持ち続けながらも、持ちすぎてしまったものなどを捨てた時に、ふっと心のゆとりができて、心に空間ができたような気がしていて。そこにこの話が飛び込んできた」と当時を回顧する。
「それ以前のわたしだったら、恐怖とか疑問が芽生えたと思うんですけど、逆に1年間、同じ人を演じることってこんな贅沢なことはないなって。むしろさらに進化できるなって楽しみに思えました」と心のゆとりのおかげで、前向きにオファーをとらえたとのこと。「撮影に関しては大変なこともたくさんあると思いますが、進化を期待して、共演者、スタッフと一丸となってやっていければと思います」と目を輝かせた。
さらに「朝はフレッシュで国民の皆さんに元気を与えるイメージがあります。朝ドラをやると思ってもみなかったので自分にそんな大役ができるかわからないのですが、今日大阪で最初に会見をしたときに、今『まんぷく』をやっている安藤サクラさんと話をする機会があって、『本当に楽しいよ』って言ってもらえたんです」と”先輩”からの後押しを振り返った戸田。「彼女も大阪での生活が充実していて、きらびやかで、それを見て勇気をもらえた気がしました。ますます来年が楽しみになりました」と述べ、放送時にはすでに年号が平成から入れ替わっていることを踏まえ、「新年号を代表する女優になれたら」と意気込みを語った。(取材・文:名鹿祥史)