今夜の金ロー『鎌倉ものがたり』!死神役・安藤サクラの軽妙な演技が光る
映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017)が今夜(7日)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送される。NHK連続テレビ小説「まんぷく」でも注目を浴びる安藤サクラが死神役で光る演技を見せているほか、豪華な出演陣が名を連ねている。
西岸良平によるロングセラーコミックを原作とする同作は、人間だけでなく幽霊や魔物も住む鎌倉を舞台に、心霊捜査にも詳しいミステリー作家の一色正和と、その年若い妻・亜紀子を中心としたストーリーが展開。堺雅人と高畑充希が演じる“年の差夫婦”の深い愛情が壮大な世界観で描かれていく。
映画公開の前年(2016年)に大河ドラマ「真田丸」で主演を務めた堺と、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインを演じた高畑という2人がラブラブな新婚夫婦役で初共演を果たした。そんな2人のほかにも堤真一、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒といった実力派な面々が顔を揃え、ファンタジックな物語を彩っている。
なかでも死神を演じた安藤の軽妙な演技には、公開時から好感を抱く声が上がっていた。金髪姿で愛らしい中性的なキャラクターで、現在放送中の連続テレビ小説「まんぷく」でも見せる高い演技力を発揮している。ほかにも、夫婦の家に住みつく貧乏神にふんした田中泯の味わい深い演技と衝撃的なルックスも見どころだ。
メガホンを取ったのは、2020年東京オリンピックの開閉会式の演出を務める山崎貴監督。山崎監督がVFXも担当し、昭和の懐かしい情景を再現した『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのチームが集結。亜紀子を取り戻すために正和が向かう黄泉の国(あの世)の壮大なビジュアルには思わず息をのむ。(編集部・大内啓輔)